私の小学生時代〔06〕

 体育館ができた時のお話です。

 なぜかその時の先生のノリが妙に良くて。

 「新しい体育館ができたからな!」「長く使うぞ!」「みんなで床にオイルを引こう!」というような感じでした。ひとつのクラスっていうより、学年全員でやったと思います。

 先生のノリの良さをマトモに受けた私としましても「そうか! 長く使うのか! がんばるぞ!」と発奮したことを思い出します。

 良い先生でしたね。どなたであったかはまるで覚えてないんですけど。

 それとか校歌の歌い方が楽譜と違うよ!って言ってくれた先生にしろ、良い先生に恵まれたんじゃないかと思います。

 体育館での床の作業に戻しますが、オイルをボタボタこぼしたものを薄く伸ばす作業をしたと思います。

 あの真っ黄色のオイルって今でも使われているのかわかりませんけど、印象的な色彩と、粘り気でした。

 次の日に拭き取って雑巾がけをしたとか、よく覚えているわけではないんですが、そんな感じだったと思います。

 地区のまちづくりの仕事をしている関係で、たまに体育館の中に入ることがありますけどまだまだ床はきれいです。

 これまで関わってきた人たちの手入れのたまものではないでしょうか。素晴らしいですね。

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 上の画像は今の体育館、その外観です。

 バリアフリーってことで入り口にスロープがついたり、トイレが新しくなったりしましたが、基本的には昔のままだと思います。

 「長く使うのか!」と納得した小学生時代の私でしたけど、まさかその私が還暦近くになるまで使うとは思いませんでした。

 体育館はまだまだ使えそうです。

 今後も年に数回程度ですけど私も関わっていくと思います。大切にしていきたいです。それは小学校の校舎とか運動場も同じですが。