歩道上でお金を発見! というイラストです。
私の体験談です。詳細を以下にルル語って参ろうと思います。
───────────────
場所の特定からはじめましょう。
東京都は代々木の3丁目。首都高速道路が高架になっているその下。歩道だったり植え込みなどが並んでいる場所です。
目立つ建物としてはアートネイチャーのビルの近くですけど反対側の歩道になります。申し上げたとおり高架の下側の歩道です。
時間としては夜。あたりに人は誰も歩いていませんでした。
当ブログ上において、先頃、代々木上原のあたりにある代々木八幡という神社で行われている「金魚まつり(仮)」について私が目撃したエピソードをつづってまいりました。その続報です。帰宅の際の描写なのです。
金魚まつりを見物しに行ったものの、すでにお祭りが終わった後。「だれもいなかった……」という記述をご記憶の方もいるかもしれません。
「いや~。無人の神社があれほど恐ろしいとは思わなかったね……。真っ暗で心細かった……。」なんてことを思いながらテクテクと自室を目指していたのですけど、1000円札を発見したのです。
「ゲ! お金ッ!」。
つい今しがた落ちたんではと思われる、きれいなお札でした。
「これは交番に届けなくては……」。そう思い、ちかくの交番に行きました。「いよいよ私もお金を届ける人になった」。そう思うとちょっとうれしかったです。
今は「たかの友梨」さんのビルが建っているそうですが、そのちょっと奥の代々木駅方面の交番。距離にして100メートルほどだったと思いますけど、そこへ向かいました。
行ってみてなんとなく感じたんですが、この交番はもしかしたら普段からおまわりさんが常駐するタイプの交番ではないのかもしれません。
中に入ると机の上に黒い電話機が置いてあって、「何かあったら電話してちょうだい」みたいな注意書きがございまして、そのとおりにすると「初台の交番まで持ってきて欲しい」と言われました。
なるほど。オペラシティの前の交番であったら、いつもおまわりさんが前に立っています。そこへ届ければ良いのだなと納得。オペラシティの交番はそこから距離にして1キロほどでしょうか。近いです。そこで手続きというか書類に必要事項を記入しました。
お金の拾得物って一定期間に落とし主が現れなかったら拾った人のものになるという説明をその時に受けましたが、あいにく仕事が忙しくなりまして、交番に行く時間が取れませんでした。今よりさらに私も未熟な頃で、イラストの仕事が入るとそっちに全力投球したくなるタイプでありまして、他のことに時間を割きたくなくなってしまうんですよね。ちょっと残念でした。お金を拾うなんてなかなかないことですよね。
───────────────
最後にこのあたりの「道」について記述して終わりにしようかと思います。
私は「この道」が好きでした。
私が東京に残してきた「好きな場所」ってたくさんあるんですけど、お金がなかったのもありまして、「お店」とか「何かの施設内」みたいなのじゃなくてだいたい「道」ですね。「路上」ですよ。お金がかからないところね。
経路を説明します。
「代々木八幡の神社」に戻しましょう。
まずは「代々木公園」方面を目指してしばらく東進、「代々木公園前交番」の角というかデカい交差点を曲がって北上。このあたりから参宮橋の駅とか乗馬場のあたりが、私の好きな場所でした。空が開けていて広々とした気分になるのでした。
今もアンティークショップがあるみたいですけど、坂になっていてカーブが大きく迫ってくるところです。ネットでそのあたりのようすを確認してみますと、さほど大きくは変わっていないようです。
以前に私の経験として「NHKテレビのドラマ作成を手伝ったことがある」みたいな記述をしたことがございますけど、その撮影のお仕事が終わった後なんかにもこの道を通って帰りました。NHKの社屋も割と近いという立地になると思います。
ひと仕事終えてテクテクと歩くのが楽しい。そんな感じの道じゃないかなというのが私の個人的な感想になります。
以上で本日の記述はおしまいです。ありがとうございます。