セキセイインコ帝国〔12〕

 こちらを見ているインコさんのイラストです。

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 重い荷物を運搬する作業をしました。明日の天気が雨っぽいので今日のうちにという行動でした。

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 ラジオでワーグナーさんの作品を吹奏楽で聞きました。NHK・FM「吹奏楽のひびき」。

 きのうの夜のラジオ番組「クラシックの迷宮」でもワーグナー風というか「ワグネリアン」と言われるような人たちの存在というか、心のあり方みたいなものを知ったばかりでした。良い接続。それと「エキゾチシズム」の発生が「植民地主義」と結びつく実例というのが知れたことは有意義でした。

 「現代の音楽」は朝の運搬行動のため1曲だけ聞きました。アコーディオンを使った曲でした。

 「子ども科学電話相談」。鳥のカモの「わたり行動」の研究をしている中学生の子の質問であるとか日々の観察行動のお話を聞きました。虫の「蛾」を捕獲する罠の作り方における「誘引剤」というかお酒の焼酎やお酢などを材料としたもの。その配合であるとか効果的な散布方法などを知りました。

 その他、核融合反応における「鉄」の精製というお話も聞きました。鉄というのはとても安定した物質であって、反応の最後にできるものなんだそうです。宇宙とか太陽みたいな恒星のお話です。地球の内核にも通じそうなお話なのかもと思って聞きました。

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 「トーキング・ウィズ松尾堂」も聞きました。「富士山を仰ぎ見る」というテーマでした。

 富士講であるとかの山岳信仰に連なるお話などを聞きました。

 遠く和歌山などにも広がると聞いてビックリの富士講についてなんですけど、富士山周辺が世界文化遺産に登録された際に、今も富士講の活動を続ける人の宗教的儀式を行ってもらったというお話でした。初めて知りました。

 以前に私が富士宮市にある「白糸の滝」の脇にある富士講の礼拝所として今も残っているらしい小さな滝というか水が溜まる場所に行った際にも最近に何か活動があったのかなという痕跡があったんですが実際のところは私にはわかりません。現在進行形の富士講に関してはちょっと関心のあるところです。

 その他、富士講の人たちが富士山に登る際に宿泊した宿坊「御師(おし)」についてのお話も聞きました。

 以前に静岡の県内ニュースで、裾野市に残っている御師の家をまたキレイに整備して歴史として残すというような活動を見たことがあります。

 その他、廃仏毀釈における富士山からの仏教色の排除についての歴史なども伝えていただきました。長い歴史の中から見ると割と最近の出来事なんでビビりますね。苛烈なね。こういうのも宗教的熱狂の範疇に入るのでしょうか。単に抑圧された末の民衆暴力って解釈した方が良いんでしょうか。わかんないですね。

 上の写真はウチの近所の博物館で10年くらい前に宗教的な対象としての富士山のあり方を展示した際に隠し撮りしてきたお写真なんですが「麻布山三元講」の人たちの姿なんだそうです。今の富士登山においてこういう格好の人はどうなんでしょうか。まだいるんでしょうか。いないような気もしますね。

 上の写真は富士講に連なる活動であるそうです。

 富士市が発行した「鈴川の富士塚」という本に載っていた写真です。私はわざわざ図書館に行って写真をパチパチ撮ってきましたけど、いましがた知りましたがネットからPDFで落とせるんですね。便利。興味のある方はぜひご参照下さい。

 「オノット」という宗教的な活動だそうです。これは「御祝詞(おのりと)」からきていて。“のりと”に“お”を付けたものですね。それがなまったと。今ネットで調べてみて初めて知りましたけど。熱心に拝んでいる様子です。

 磐田市では富士山と並んで「大峰山」というのも富士講として信心しているのかな、という写真でもあります。カケジクにそう書いてあるみたいなんですけど。

 確かに磐田市と富士山の間には静岡市の奥の方に「大峰山」という山があるみたいなんですけど、関係あるのかな。なんかもうナゾがナゾを呼んでワケがわからないんですけど、山岳信仰ってまぁザックリ言って「山はみんなカミさま」っていう扱いなのかもしれませんね。

 今日の文章には特にオチはないです。