変なポーズをするデスモスチルスのオジさんのイラストです。
あまり馴染みのない動物さんのお姿の描写を練習してきましたが、少しは「上手なウソ」をつける段階に到達できましたでしょうか。
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私個人の音楽探査活動メモです。
例の「オール・ザ・ヤング・シンセポッパーズ in 80s」です。
昨年12月に1年の総まとめをしまして、そこから新年度の探索が始まったんですが、新たに130曲くらい集まりました。
といっても「世界の快適音楽セレクション」で良かったなっていう曲も混じってますので、シンセポップだけに限れば100曲あるかないかくらいですか。
直近の活動としてはメキシコのシンセポップをもう一度細かく見て行っています。先週のNHKラジオ第1「らじるラボ」の木曜のパーソナリティーである俳優の六角精児さんがポロっと「テックスメックス」なんていう単語を口にされていたワケなんですが、国境の境の文化圏、そんな風合いを持つ音楽ですよね。両国の文化が混じり合っているというか。クレオールとかピジン文化みたいなワードも出てきそうです。まぁ要するに興味深いんですよ。
そこで注目した「ティファナ」っていう町というか都市なんですがもうアメリカにくっついている場所なんですけど治安的にも相当ヤバいみたいです。全然笑い事じゃない。
そんな土地におけるシンセポップなんですが、あえて言うほどの地域色っていうのはないです。これはやっぱりシンセポップ全般に言えることだなって思うんですがリズムボックスだったりシーケンサーに依拠する場合特に顕著ですけどやっぱり基盤になる音の構造だったりは似てきてしまう。
しかし細かく見ていったら何かあるんではないのか? という仮説を裏付けるがための再捜査ですよね。
すると1曲ありました。これはけっこう深く掘りましたよ。当時のシンセポップのマナーに添いつつも民族的な音の連なりが見られる曲。あともう何曲か見つけたい。“点”が“群”になったなって感触を得た上で当ブログにおいてまとめたいと思います。
別の発見としては言語圏による音楽の楽しまれ方の違いが垣間見られたことです。
申し上げたとおり、特にティファナという町はアメリカに接しているんですけど、そこで80年代に活動していたシンセ少年たちに見えていた風景は少し違っていたということなんですね。英米主導であること自体は間違いないシンセポップスの世界において。それがわかる実例、その痕跡をつかみました。
これは日本の地においてシンセポップが健やかなる時も病める時も付き従った私としてはけっこう衝撃でした。
私なんて英語もフランス語も区別できないくらいであるにもかかわらず好んで聞いていましたからね。どっちかっていうと日本産よりも海外製の方が好きなくらいで。
こちらももうあと少し類例であるとか裏付けに資する実例を収集したいなと考えています。
以上、真面目なトーンで書きましたけど、調査対象としましては素人臭いガチャガチャした音楽です。そうした(あえて聞かずとも人生全然楽しい)シンセポップがお好きな方のみですね。もうしばらくお待ちください。
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本日のラジオ日記としましてはまずは朝からの「吹奏楽のひびき」。ファゴットの特集。冒頭の三善晃さんの曲「深層の祭」。スゴかったですね。目が覚めましたよ。ありゃカッコよかった。
この番組「吹奏楽のひびき」は聞いた方が良いです。ちょっと前の「世界の快適音楽セレクション」で阿部徳次さん松山浪子さんの「ジャズ アホダーラ(兎と亀)」っていう衝撃的な曲を知りました。
個人的に阿部徳次さん参加の音源をネット動画サイト上において聞きましたが、気づいたこととしましては、以前であれば耳に入ってこなかった各楽器の動きが少し見えてきているのです。これはやっぱりちょっとわかんないくらいでも、とにかく聞く。聴き続けるってのが良かったんではないかと思います。
次に聞いた番組はおなじみ「現代の音楽」。今日は川島素晴さん。ポリリズムについて1時間弱聞きました。
やはりライヒさんの「振り子の音楽」。ナンカロウさんの自動ピアノものにおける実験的な活動。柴田南雄さんの「北越戯譜」は良かったです。他の曲も良くてあっという間でした。
それと去年の録音を聴き返しました。「現代の音楽」。増本伎共子(きくこ)さんを取り上げた回です。雅楽の研究をした上での芸術表現っていうか。非常に美しかったです。素晴らしかった。アカデミズムを極めた上での独自性の実践に他なりません。
昨晩の松平頼則さんですよね。「クラシックの迷宮」における。こちらも雅楽の土台に立った作品群でしたが、続けて聞くと両者の違いがよくわかりました。まぁ意図そのものからして違うんですけど、取りも直さず雅楽で用いられる楽器の可能性を示す実例として私は受け止めたいなと思いました。
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「子ども科学電話相談」も聞きました。
それと先週の放送の最初の方も聞き返しました。水晶に見られる「にごり」についての質問。水晶ってキレイに透明なものもあればにごっているのもありますし、色が付いているのもある。言われて初めて気付きました。
水晶ができる際の環境によるのだそうです。にごっているものは水分が混じっている場合だそうでして、「流体溶融物」というのだと知りました。
地下だったり水中だったりする熱水鉱床みたいな、高圧、高温の環境下で水晶というか石英脈ができるのだそうです。
金なんかと似ているんですね。初めて知りました。
しかし考えてみれば相当な圧力であったりそしてまた高温ですよね。そうした圧倒的な環境下でなければああした硬い物質とかは成立し得ないのかな、なんて思いました。
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「ディスカバー・カーペンターズ」今日はギタリストの佐橋佳幸(さはしよしゆき)さん。「山弦」の人ですよ。初めて肉声を聞きました。大変お話がわかりやすくそしてまた音楽的な知識が深い方で。演奏だけではなくプロデュースやステージにおける音楽監督もされているそうで非常に納得しました。そのお話から。
プレーヤーとしての目線もプロデューサーとしての目線も優れた人だという感想です。
佐橋さんが高校時代に先輩であるEPOさんの楽曲の録音作業においてトニー・ペルーソさんを意識したギターソロを演奏した話など。やはりギタリストを特徴付ける要因の大きなものとしては「ビブラート」ね。楽しかったです。大変に良いお話を語ってくださいました。こちらも時間があっという間でした。