ゴ×××帝国〔04〕

 今夜は会議がありました。今、帰ってきたところです。もう夜の10時近いです。

 今日は議題が多かったのです。

 直近の予定から来年の春くらいまで。

 30人ほどの会議。行事をやるにおいての中心的なメンバーです。

 最近の私が参加した別の会議があるんですが、10人ほどの規模の。そこで話して見えつつある内容についてもはじめて皆さんに伝えられました。

 意外と大きな拒否反応はなかったように見えましたが。

 しかしまだまだこれからのお話でもあります。

 まずは町内会長の集まりの話でどんな意見が出るかです。

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 以下は個人的な音楽聴取メモです。

 朝に「おしゃれ娘」という曲を聞きました。

 若き日の服部良一さんがおつくりになった曲です。

 調べずに書いちゃいますが女性コーラスグループのボーカルとジャズ系大きな編成の伴奏という構造の曲で、服部さんの妹だったかご係累の方が参加する女性コーラスグループだったような気がします。

 きのうラジオの長時間番組で聞いた「山寺の和尚さん」ね。バンド・ゴスペラーズの村上さんのリクエストでした。こちらも服部良一さんの作品でした。

 きのうの放送ではSP盤から出る音をマイクで拾った音を聞かせていただいたワケなんですが。私の場合はCD盤です。

 まだたしか20代中盤だった私がかなりの覚悟を決めて買った3枚組です。同時に笠置シヅ子さんの3枚組も買いましてね。好きなんですけど。たしか雑誌レコードコレクター誌のレヴューで、あがた森魚さんが褒めてらして決意したのでした。

 特に聞きたかった曲は「流線型ジャズ」っていう曲で。これが聞いて満足の非常にモダンな良い曲。聞いた瞬間から今に至るまでずっと好きです。

 今朝起きて思ったんですよね。「山寺の和尚さん」は男性コーラスだけど、それに対して「おしゃれ娘」は“対”になるような曲ではないかと。

 男声と女声。

 このふたつのタイプをやり遂げてこそ「コーラスグループとジャズバンドの絡みの実践」が完成するっていうか。

 はたして実際にそういう意図だったんだか、時系列的に近いのかもわかりませんのであてずっぽうに書いていますけど、しかし聴き比べてみるになかなか興味深い組み合わせでした。我ながら有意義な試みではなかったかと思っています。

 以下は主に「おしゃれ娘」の方について書きましょう。

 まず録音したスタジオの鳴りが良いですよね。そして録音がまた素晴らしい。このくらいそれぞれの楽器のディテールが聞き取れれば何の文句もございません。

 リードをとる女性の方の歌い出しのちょっと飛び出しちゃった感じね。服部さんは“良し”にしたんでしょうけど、後世に聞く者の耳にとっては臨場感が伝わってきてたまりません。はずんで上気した表情が浮かんでくるようです。高揚感がありますよね。この曲。すごく音楽的なものが感じられて仕方ないんですけど。

 きのうのゴスペラーズ・村上さんがマイクの立てられ方について言及されていました。2本立てて1本はベースパートを担当する男性の前だろうと。

 思うに「おしゃれ娘」の方はもう限りなくワンポイントマイクな感じを受けます。デリケートな低音の収録っていう足かせがありませんからね。それでいてウッドベースの時おりブンッて伝わってくる瞬間がこれがまた良い。マともあれマイクを中心に楽器が放射状に必要な音量が録音されるような配置。セオリーからするとそんな感じなんでしょうけど。

 ミュートしたトランペットをコーラスに近づけて合いの手を入れさせるという手法は共通しているように思いました。これ同じ人が吹いてるのかもしれませんね。

 改めて聞いてみて驚いたのはギターの人のバッキングです。非常に素晴らしいです。映像があったら見て確かめてみたいくらいですが音を聞くだけでも理想的な弾き方を持続していると伝わってきます。この歯切れの良さ。音の粒立ち。そして音量管理ね。歌裏ではちょっと遠くに離れておいて今だ!って時に素早く音像に飛び込んでくるというこの臨機応変にして鮮やかな身のこなし。素晴らしいです。

 ともあれ1本のマイクを譲り合って互いが引き立てあっている的な。この時代にこういう録音現場があってそこでたくさんの人たちが心を一つにして音楽していたんだなって思うだけで胸がいっぱいになりますね。永遠ですよ。スゴく昔の出来事ですけど。

 なんだかちょっと良い文章を書けたような気がしますので今日はコレに気を良くして横になろうと思います。

 実は明日の朝も会議があるんですよね。9時から町内会のお仕事で「市道化委員会」です。早く寝ましょう。