今日はNHK・FMでのラジオ番組「川口アーカイブス」を聞きました。
平野レミさんご出演の部分は笑ってしまっておなかが痛かったです。おしゃべりしに来た近所のおばちゃんみたいになっていました。
番組はとても長時間だったのですが、途中のマイケル・ジャクソン特集以外は全部聞きました。
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マイケルさんの曲がかかっている間は聞き逃し配信で「名演奏ライブラリー」の後半を聞きました。最初にかかったドビュッシーの名曲演奏はリアルタイムで聞いていたのですが、日曜は10時から「子ども科学電話相談」があるため、そちらを聞いていたのです。傾向として後半に現代音楽系がかかることが多いような気がしているんですが、なかなかそっちは聞けない現状です。
ピアニスト安川加寿子さんの演奏で湯山昭さん、野田暉行さん、矢代秋雄さんの作曲作品を聞きました。
特に野田さんの「ピアノ協奏曲」はNHK交響楽団の演奏も素晴らしく緊張感あふれるテンションの高さ。良いものが聞けました。感謝。
折しも野田さんはつい最近に82歳で亡くなられたばかりだそうです。ご冥福をお祈りいたします。
今日は祝日「文化の日」でしたが、昔はNHKのラジオで「現代音楽」を流していたと聞きます。将来的には現代音楽をこれでもかと流す特集番組を期待したいです。
湯山さんの作品は子どものピアノ練習向けに作られた小品を何曲かまとめて聞いたのですが、子ども向けにやさしくしかし弾く楽しみを吸収できるような配慮が感じられて湯山さんの優しさが伝わってくるようでした。前にネットの動画サイトで見た湯山さんと娘さんの親子漫才みたいな動画の印象が楽しくて記憶に残っています。
安川加寿子さんのドビュッシーはご自身の「楽しい」「演奏者個人の解釈が活かせる余地の広さ」などの言葉通りだったと思いますが特に「沈める寺院」の奥行きを深くとった場面作りに引き込まれました。良かったです。
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戻しますが、今日の「川口アーカイブス」は、その進行を満津岡信育さんと矢口清治さんがご担当。
満津岡さんが「はっぴいえんど」関連にかなりお詳しいと初めて知りました。びっくり。
他に印象に残ったのはバンド・ゴスペラーズの村上さんのリクエストで服部良一さんの「山寺の和尚さん」がかかったところでした。
ゴスペラーズの黒澤さんが夏にNHK・FMの松尾貴史さんの番組に出演した折に紹介されたソロ作品で歌われたテーマがアフリカ系アメリカ人の人たちが歌ってきたことに学び、昇華したような良い内容だったことに感銘を受けたのですが、その一方で日本の古いアカペラ・ワークも参照しているんだなということがわかって探究心が深いなと思いました。
あとはなんでしょうかね。美空ひばりさんの東京厚生年金会館でのライブでしたか。びっくりするような名唱でした。
それと18歳当時のライブ録音だというスティービー・ワンダーさんの「太陽のあたる場所」。ホレボレとしました。
今日はたくさん聞きました。中島みゆきさんが若い時分から重い歌を歌っていたんだなという発見もありました。有意義でした。