クワガタムシ帝国〔16〕

 9時間ほども寝てしまいました。

 きのうはお昼寝もしたのですけど。3時間ほども。

 しかしトシをとったせいか、寝ないとパワーが出ませんね。

 2ヶ月ぶりで側溝の掃除をしました。もしかしたら3ヶ月ぶりかもしれません。第3日曜日に降雨が続きまして、こんな事になってしまいました。かなり大量の汚泥っぽいものが出てきました。とりあえずサッパリしました。

 ラジオ番組「現代の音楽」を半分くらい聞いたところで外出。自転車で重い荷物を運搬する作業をこなしました。

 ───────────────

 以下は本格的にラジオ日記なのですが、「子ども電話科学相談」を聞きました。

 コシがぬけるほどおどろいたのは、「とうもろこしはむらさき色の方が原種にちかい」。という知識でした。南米の方ではムラサキ色でフツーなんだそうです。黄色が普通じゃないんですね。

 それと「歌う合成音声」の話題を聞きました。人工知能(AI)との関連。なんでも市販されているボーカロイドが第6世代を迎えてめでたく(AI)搭載の段を迎えたのだそうです。

 私の毎朝の習慣であるシンセポップの探求。20曲から30曲ほどを聞く修行については以前にもお伝えした通りなんですが、あくまで80年代のまだ見ぬシンセポッパーズとの出会いを求める荒業であるワケなんですが、その過程においては最近の「ボーカロイドもの」もよく聞きます。検索結果のリストに入ってくるんですよね。やっぱり中身につきましては実聴しませんとその実態は判別できませんので。

 最近のボーカロイドは初期の頃のように苦労して近づけたニュアンスとはまた違う自然さを感じていたのですが、さらにそれが進化したという事で驚きました。というか6世代もの進化があったというのも驚きだったのですが。いやマしかし確かに最近の電子な楽曲ですとそのハマりの良さもあるのか割と普通ですからね。ボカロものね。

 早速ネットの動画サイトにて第6世代のボーカロイドの発声を確かめたのですが、なるほどね。より「歌う」っていう面において「ヒトらしさ」っていうのか長足の進歩を感じた次第です。

 以上は本日の「子ども科学電話相談」において「コンピュータ、ロボットの先生」である中央大学教授の岡嶋裕史さんの解説でしたが、岡嶋さんご自身もボカロ・ピーだったご経験があるそうで、初期のボーカロイドの歌声を理想のフォームに近づける際に苦労した点についての詳細を伺いました。

 そしてなんとNHKの放送における「読み上げ音声」である「ヨミ子」さんについても触れられました。ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。「ヨミ子」さんというのは黄泉の国からやってきた超能力者ヨミのしもべであって、バビル2世との戦いに勝利する事を目論み、広く大衆のココロを扇動せんがために作られたアジテーション合成音声としてのソレなんですが、こちらもNHKの短い番組などでよくその声を聞く事ができます。かなり自然な仕上がりをしているのですが、「子ども科学電話相談」の進行を担う石井かおるアナウンサーが「元の声」の素材となっているとの事で実体験から来る詳細が聞けました。

 石井アナの場合は「災害報道」を念頭にして作られたものであって、たとえば「避難」とか「震度」とかの頻出ワードは単語丸ごと収録してあるという事でした。単語っていうよりもセンテンスとしても録音してあるとかおっしゃっていたかもしれません。大事な部分はね。ありそうですよ。つまり特化しているんですね。聞けば納得の作られ方でした。

 マしかし思うにこれはつい先日でしたか当ブログにおいて私の「メカ西郷どん(の合成音声)」についての愛着、執着についてお伝えしたんですけど、なんともかんともね。

 要するに私が思い描く「人工音声」の実現はかなり遠そうです。いろんなパラメーターを制御して仮想の歌手の声帯だったり発音体としての人体モデルを作り上げるといった手法なんですが。

 本当に腹が立ちますね。まだ未来は来ていませんよ。