私の住む静岡県富士市のおとなりの清水区(静岡市)で断水が発生していますが、その範囲を今日初めて知りました。
興津川(おきつがわ)から取水した水が供給される範囲であるワケですが意外に広かったです。こんな事になって初めて知ったんですが。
三保の先っぽあたりまで興津からのお水が運ばれているのだそうです。おそらく十数キロありますね。ただし興津からの取水だけでなく補助的に静岡市内の西方向からの供給もある。通常時において。ということなんですが、その量としては限定的であり、あくまで補助は補助。という仕組みなんだとか。
大ざっぱに言って富士市から見た場合、さった峠より向こう。草なぎの手前までは断水であると。これは大変なものです。
あのあたりの人口密度というのは、自転車で通り過ぎたりするだけの私なんかにも伝わって来るところがあります。
かなりたくさんの人が苦労しているに違いない。
我が富士市の公共施設のお風呂なんかも開放しているらしいです。ちょっと離れてはいますけど車があれば来れる距離。地縁のあったりする方なんかは使っていただきたいですね。
しかし渇水による断水なんかは理解できますけど、圧倒的な増水で取水口に流木がビッシリ詰まって断水っていうのはビックリしました。これはさすがに責められない。
お水を送るパイプも落ちてしまったとかで。水圧の恐ろしさを思い知ります。
余談ですが、私の住む富士市の上水道の水源というのは富士山の地下水が主です。これは富士山周辺の自治体であれば、どこも一緒だと思いますけど。
山体が巨大ですからね。地下に染み込んで浄化されるという仕組みらしいんですが。
これほど確実な水源はちょっと他にはない。水道料金的にも富士市は安いそうです。
地域のお仕事をした後に「お疲れー」って感じで富士市製の単なる水道水用のお水をペットボトルに詰めたものをもらったことがありました。
災害に備えた備蓄品の一部であって「そろそろ飲んで消費した方が良い」っていうペットボトルだと思います。
しかしあれは水道水でもあり、そしてまた「富士山の伏流水」とも言えるワケでして意外にぜいたく。ではあるもののやっぱり「普通の水だよねコレ」って地元の人間であると言いたくなっちゃいますけど、考えを改めるべきです。とてもありがたいお水なのです。