TROMS〔b06〕ゲラティック号事件〔5〕

 きのうの段階で状況説明はできたかなと思いますので、もういきなりイラストの説明から入って良いですね。

 スッゴい長文でしたけどアレが読めたって人は、はたして居たのでしょうか。

 業を煮やしたダンプのオジちゃんですよ。先頭車両がダンプだったんですよね。この人が「プシュッ。プシュッ」ってブレーキを鳴らしながら発進しはじめたんですね。

 ダンプのオジちゃんナイス。

 「こっちゃ商売なんだよ! ジャマするなコノヤローッ!」てことです。オジちゃんにしてみれば。きっとね。

 マしかし二輪車相手にはけっこう思い切りが必要だと思います。コケたら相手はケガしますからね。暴走族とはいえ。

 相手が気の毒ってのもないとはいえ、警察ザタになったら約束の時間にデッドですからそれは避けたいっていう職業人としての葛藤ですよ。

 でも後続車の人たち。私ら家族なんかにとりましてはありがたかったです。

 無事に発車できました。

 対向車線の暴走族の車列はまだまだ続いていましたけど、柏原から海岸の防波堤に折れる細い道があるあたりに着いた頃には道も静かになっていたと思います。日曜日の早朝なんですからソレが当然なんではありますが。