つづけてまいりました大型連載。きょうでおしまいです。
イラストは自分の人生を振り返る「カエル文士」っていう感じをイメージしてみました。
「ムホホ」って感じですよ。
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まとめてみましょう。
主に子供の頃に私を取り巻いていた環境を考える。そんな感じで進めてきた連載でした。
途中で1度まとめてみた時に書きましたが、まずは「新幹線、鉄道」「公害」ということでした。
私の人生ってかなりガチャガチャした環境。そこが始まりだったとわかりました。
引越しという大きな出来事をはさんで「新しい町」「新しい学校」「新しい高速道路」。
これらは富士市に住む人が増えたことも反映していたと思います。
古い映像を見たんですが、富士市の今のカタチって昭和30年代中盤くらいから急激に作られていったんだなとわかりました。特に港の周辺ですね。
製紙業については歴史的に言ってそれ以前から存在したのですが。
ともあれよく言われる高度成長。それをとてもよく反映した自治体なんだなって思います。富士市って。30年代におそらくかなり大きなわかりやすい分岐点があるようです。
お隣の沼津市なんかがそれより昔からちゃんとした都市であったのと好対照ですね。
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あとは「文化」。
子どもの時に見た名画との出会いは非常に大きな体験でした。
それと「宗教」。
私自身は信心深いタチではないですが、新宗教を起因とする事件などを見るにつけ、めばえた不信感っていうんですかね。
宗教の核心的な部分を知る前にまず事件であるとか勧誘の活動であったりお寺を警備する若い集団の姿を見たのが悪影響だったのかなって思います。
公害を起こした企業のトップの人が、ともすれば国士様ヅラしてメディアに出てきて、日本がどうとかみたいなことをトウトウとおっしゃったりすることへの疑問、反感なんかも混ざったところに知った激しい音楽つまりロックミュージック、とりわけパンクロックですよね。
大人になった頃に現れたオウム真理教、法の華三法行なんかの騒動が、思った通りの帰結を歩むのを眺めて、とりあえず自分の考えはだいたい正しかったじゃんかって風に補強されていった。そんな感じでした。
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その後の私が過ごした時間、年数というのも長いですし、色々と経験してきました。ですがここで大きなことを書いたりドバーンと何かをまとめたりするのは避けて、またしばらくは淡々とイラストの練習的なブログの姿に戻そうと思います。
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なんだか今回の連載ではかなり大変な量の文章を書きました。こんなつもりじゃなかったんですが。
単なるイラストレーターの私ですので基本的にはイラストだけ描いていれば良いのだと思うんですが、一応は説明もしないとマズいですとか、その時あった事象をどう消化しているのかを明らかにするべきかな、などと思うと、ついつい文章の量が増えてしまいました。
読んでくれた方がいれば安心するのも事実ですけど、しかし読んでもらったとしたらソレはソレで申し訳なかったなって風にも思います。
読んで良かったっていう点がひとつでもあれば良いんですけどね。
とにかくありがとうございました。(オシマイ)