ジゴクに落ちた野郎ども〔10〕

 たちあがるカニムシ氏。

 実際の運用に近いマンガっぽくしたカタチでの描写です。

 クチのまわりに小さなハサミみたいな器官があるんですけど、それがあたかも“目”みたいに見えます。

 地獄の住人はみんな目が退化したムシ氏たち、ということにしたいので、目のように見えてしまってはかえってコマるんですが。

 どうしましょうか。

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大陸棚のすぐそばで

 自作曲の6日目です。

 「大陸棚のすぐそばで」というタイトルです。

 海の中の地形って非常にダイナミックであるんですが、水深的には浅く平坦な地形からグワっと崖みたくなっているそのキワッチョね。

 そういう落差の激しい地点で多くのエサが降ってくるみたいなんですよ。

 深海魚の人たちはそれを待ち受けているという。

 初めて知りましたよ。私は。そうなんだと。

 つまり深海魚って、海の深いところにはドコにでもいるというワケではなくて、いないところには相当に少ないみたいなんですよね。“密”と“疎”があるんですね。

 過疎化に悩む深海魚の村長(むらおさ)とかがいたら面白いですけどね。マンガ的に。

 今だったら自動車の自動運転の実証実験をしているかもしれません。海底でね。高齢化に伴う移動の困難さの解消。国家的プロジェクトですよ。そういう問題に取り組む時期であれば車椅子の人の移動の自由についても考えるのが当然だと私は思いますけどね。

 以上、“大陸棚”について私が知るコトを書いてみました。

 以下、本日の楽曲の解説に移ります。

 食べ物が比較的豊かなところを表現してみました。“密”なところですね。

 お祭り状態の楽しいイメージです。

 食べ物が降ってきて嬉しいのかなって思うんですが。

 つづいて音楽面ね。

 またこれがバカバカしくまとまりました。

 今の時点では自信作なんですが、歌メロをうまく考えないと、かなり当たっちゃいそうなんですよね。バッティングするっていう意味で書いてますけど。

 具体的にいうと拍のアタマから鳴る「グイ~」っていうフレーズ。

 ここは比類なきバカバカしさがあると感じているのでぜひこのまま温存したいです。むしろ歌メロを付加することによって、よりバカバカしくしたいのですが、ウマくいくかどうか不安です。正念場じゃないかと。バカバカしさに命をかける私の創作人生において。アタマを使うべきところだなと感じています。大げさに聞こえるかもしれませんが半分以上は真面目な話です。あんまり調子よく曲ができるタイプではない私です。これがもしかしたら人生最後の製作曲になるかもしれません。がんばらないと。

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 最後にちょっと語りたいんですよ。大陸棚の近くに深海魚は多いという点ですね。

 私が住んでいる静岡県でいうと、沼津(ぬまづ)という土地でよく深海魚が捕れるのです。あるいは焼津(やいづ)。

 静岡に深くクイ込んでいる駿河湾(するがわん)。その海底が相当に深い。日本国内の湾としては一番深い。そこまでは私も知っていたのですが、だからと言って、なぜ深海魚が割とよく水揚げされるんだろう?と疑問に思っておりました。

 私の深海魚のイメージって、もっと人が住んでいない遠くの場所で捕れるものだと決めつけていたんですよね。

 だから沼津で捕れるくらいなら遠くに行けばもっと捕れるんじゃないかと。誤解でしたね。

 まぁおそらく駿河湾の陸地近く沿岸から深海へと流れる栄養が豊富なんだろうなって想像しています。

 関連して、東京湾の深いところでミツクリザメが撮影されたりする現象にも今になってようやく納得できました。

 案外近所の住人なんですね。深海魚ね。認識を改めましたよ。