ジゴクに落ちた野郎ども〔06〕

 にじり寄る感じに歩くクモ氏の姿を練習してみました。

 これはまぁまぁといった水準でしょうか。次に描く時にはもっと改善できそうです。

 やっぱりまずは1度ね。描いておかないとその後に続く策もないのかなって思います。

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海底探査耐圧ポッド

 自作曲シリーズの2日目です。

 本日の曲は「海底探検耐圧ポッド」というふうにしました。

 海中深くへ潜り込んで、深海及び海底の生物を観察したいなと。そんな意気込みです。

 イメージとしては昭和の古い怪獣映画「ガメラ」でして、町工場みたいなアットホームな作業場で小さな潜水艦を作っているんですよね。大活躍するんですけど。劇中で。

 作っているのが人気俳優の大村崑さんで。しかし私の目には違って映りまして「手作りの潜水艦なんかで海に潜っちゃって大丈夫なのだろうか?」という。

 あくまで私のイメージですけど、おにぎりをほおばってタクアンをコリコリしながらトンカチで鉄板をガンガン叩いてる感じなんですよね。

 「この船、絶対に沈む。」って思わずにはいられません。

 「発進!」って言った直後に水がジョワ~。ブクブクブクブク~って真下に沈降する感じですよね。港のすぐ近くなんで深さと言っても数メートルですから割烹着を着たおかみさんが「ホントにもう!」とか言いながらユニックで引き上げてくれて。

 おじさんはズブ濡れなんですけど不思議にピンピンしていて「助かったよ~」みたいなね。大村崑さんですからメガネはズレてますよね。昭和ですよ。完全に。話の作りが。

 話がそれましたけど、今回の曲についてのコメントに移ろうと思います。

 こんなにカウベルを連打する曲は初めて作りました。

 おとといの当ブログでの記述で「この数週間で、たてつづけに曲ができた」みたいなコトを書きましたが、実はこの曲だけは去年の夏に作りました。

 コルグ社のガジェット2を導入した直後ですね。ああいうソフトって世間のボーナス時期には値引きされてお得なんですね。そのチャンスに私もあずかりまして。

 1曲できて嬉しかったです。自分で言うのもおかしいですけど聞いてみてとても下らなくてね。これも嬉しかったです。私の本質は失われていなかったと感じました。ムネをなでおろしたと。そういった次第です。

 しかしその後に続く曲は皆無でして。ソフトを買って嬉しいっていうイキオイだけで、できた曲だったのかなと、なかばあきらめていたんですけど、なぜかこの春においてね。ぶり返してきました。良い意味で。

 明日はまた最近にできた曲のご紹介をする予定です。

 そうだ。きのうでしたか。「ソフト・シンセは音が良すぎてコマりますね」みたいなコトを書いて、あたかも苦言を呈したみたいな文脈になってしまったんですが、この曲は自分で思うにかなりソフト・シンセの立ち上がりの良さに助けられているような気がしています。実機だとむずかしい。素性の良いシンセじゃないとね。とくに80年代とかの安いポリシンセはエンベロープがユルいのもママありました。ワンチップで大半のシンセサイザーとしての機能を受け持ってるようなヤツね。ユルさが利点だとする考えもありますけど。ヴィンテージと呼ばれるようなアナログ・モノシンセみたいにバチン!とは行かないでユル~ンみたいなね。茫洋かつ荒涼とした風景を描きたい場合にはすごく良いと思いますねどね。