苦悩する「ムラサキトビムシ」っぽい地下のムシ氏を描きました。
私が好きな英パンクロック・バンドであるG.B.Hの中期作品に「Oh No It’s GBH Again」っていう名作EPがあるんですけどね。何度聞いたかわかりません。最高ガサツなロックン・ロールです。畳み掛けるスピード感。良くこのバンドを語る際に“疾走感”とか言うんですけど、まさに面目躍如な仕上がりです。
そのアルバム・ジャケットが、苦悩するおじさんのイラストなんですけど、ちょっと似ています。多少、意識しました。そんなご案内です。
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以下はラジオ日記です。
NHK・FM。土曜午前の番組「世界の快適音楽セレクション」。
いつも楽しみにしております。
まだ私が子どもだった頃ですが、やっぱりNHK・FMで世界中の音楽がかかる番組がありまして、たしか「日曜喫茶室」とか言ったんですけど、私の母親がラジオと音楽がなんか異様に好きな人で毎週聞いていたはずです。
私のラジオ好きも多分その影響なんですが。前にも似たことを書きましたけどね。
本日の「快適音楽」のテーマは「はぐくむ(育む)音楽」。
チチ松村さんの植物をはぐくむ良いお話など。育て、育てられているというご趣旨。
それと何件かの“こどもに関わる音楽”が取り上げられました。
ゴンザレス三上さんにとってのルロイ・アンダーソンの影響の大きさについて改めて伺いまして、本当に大きな影響だったんだと思いましたが聞くところによると幼稚園の時分だということなんですよね。やっぱり音に関する感受性が高かったんだなと驚くんですが。
まぁそんなワケで、自分の子どもの頃の音楽の付き合いとか、ラジオの事とか、いろいろと考えながら、番組を聞きました。
最後の方では子どもに聞かせるやさしい音楽などのお話などもあり。
ゴンチチ演奏による「Closed Book」というやさしい曲で特集の部分は終わりました。
以下、良かった曲のメモを書いておこうと思います。
「The Art Teacher」Rufus Wainwright 非常に良かった。
てっきり70年代のアメリカのシンガーソングライター系の人かと思ったら2004年くらいの曲みたいで。ビッッッックリしました。ピアノ弾き語りにホルン等が絡む極上にやわらかい音空間。たまらなく良い。録音ではコンプで整えてある感じがするけどこの人はもう現地で聞いたら声量が圧倒的なのでは無いかと感じた次第。
「Eu sou uma arvore bonita」Luedji Luna これも良かった。ちょっとブラジル音楽っぽい感じでしたでしょうか。
最高でした。歌声といい、アレンジといい。近接録音した打楽器が効果的でした。タブラみたいな音でしたかね。
「Gotta Be A Change」The Voices of East Harlem 彼らの1st アルバムより。
地域の子ども向けプログラムから発展したバンドであるらしい。10代の人たち、若い人たちのグループ。しかし歌だけ聞くとすごい迫力。
エレクトラレーベル所属、3枚のアルバムを70年代前半に出しているということのようです。1st アルバムの演奏メンバーのメンツが超豪華で目玉が飛び出ました。リチャード・ティー。コーネル・デュプリー。チャック・レイニー等。ちゃんと調べてはいないんで全曲に関わったのかは知るに至っていないのですけど「Gotta Be A Change」については耳で聞いた感じ、間違いなさそう。
本日の選曲家は渡辺亨さん。今日もありがとうございます。ためになりました。
本日のオープニング・ナンバーは「船乗りとタコの友情」ゴンチチ演奏。面白い曲名。複弦ギターの響きだということでした。確かにきらびやかな倍音。
それと松村さんによる「採血。注射の話。注射針が刺さっているところを見たく無いので顔をそむける」という面白いお話もありました。共感しました。