ひと息つく「チカカマムシ」を描きました。
もしかしたら「チテイカマムシ」の方が良いのかも。まだ悩んでいます。
以下の文章は、今回の「地下のムシ」シリーズを始める前の先月のことになります。
まずはネットでちょっと調べようと思ったんですが、そこで最初に目についた論文。それは小松貴さんが書いたものでした。以前にNHKのラジオで、虫についての連続講義がありました。私は確か全話を聞けたんじゃないかと思いますが。
たいへん面白かったんですけど、私にしてみれば、地下のムシの生活を知ったのは、その講義を聞いたのが最初のことでした。
「人間にとっては驚くほど狭い隙間をぬって移動したりする虫。例えば堅牢であるとしか思えない洞窟など。しかし虫にしてみれば移動できるくらいの隙間ならあるものなのです」みたいな感じのお話でしたかね。
なるほど、そりゃそうかと思いました。
そんなワケで、今回の「地下の虫」シリーズは小松さんの論文を読みながら得た知識を持ってしての制作となります。数日後には、違うムシさんが登場する予定です。
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以下はラジオ日記です。
「311」の被害から10年。ということで関連する放送番組が続いておる昨今です。東日本大震災ですね。
「文芸選評」は俳句。
幼稚園児の子どもたちが震災があったことは知らないのだけれど、園の先生に先導されて避難訓練をしている様子を詠んだ句など。
「文芸選評」については聞き逃しサービスで先週の分もチェックしております。
「ハトが一斉に地面を離れて、自分に向かって飛んでくる。私はこのまま進んで良いのか。その先にハトも恐れる厄災があるのではないか」というような作品。これがおもしろかったです。
「バサバサーッ」ってスゴい音がしますし、ビックリしますよね。
これは短歌でした。
ゲストの先生は穂村弘さん。
この方については高橋源一郎さんのラジオ番組「飛ぶ教室」でもゲストでいらしていて、お話を聞いたところでした。つい最近。聞き逃しサービスで。
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FM放送で「世界の快適音楽セレクション」。
土曜日の午前中に落ち着いてラジオを聴けるのはしばらくぶり。楽しい音楽を聴けてしあわせでした。
選曲は湯浅学さん。この方は私と趣味趣向がけっこうカブるので、聞いていてもうれしい驚きは多々ありますが、意外ってことはないですね。
そんな中でスティングさんがなんとフランク・ザッパさんのライブに客演した時の音源が流れました。これはけっこう意外でした。前言をひるがえすようですが。
ザッパ・バンドがやはり良く仕上がっていて良かったです。
私がフランク・ザッパさんのライブ会場に選挙人登録のブースがあると知ったのは湯浅さんが雑誌に紹介した文を読んだからだと思います。
80年代後半だったのかな。「投票に行け」とザッパさんは言っていたそうなんです。
そうした知識もあって、後のザッパさんが歌詞に関する検閲の法制化に対して反対の立場からの意見陳述を行うといった活動についてもよく理解できました。
ほかの曲に関しては雪村いづみさんのボーカルが素晴らしかった。
昔の恋人に思いがけず出会って、そして別れるって内容だったかなと思うんですが。
全編にわたり高揚した思いを存分に表現しながら更に起伏をつけて聞き通させてしまうという、本当に歌が上手い人にしかできないような表現力の極み。そして強い歌唱力っていうんですかね。実に見事でした。どこを切ってもピーク。どこを切っても愛情に満ちているというような。
なかなか他の曲では味わえない境地だったかなと思います。素晴らしかった。感謝感謝。