
本日のイラストも地下の暗闇の中に住む「メクラチビゴミムシ」さんです。
目が退化している虫なんですが、そのかわり嗅覚と長い触角による触覚ですね。発達しているんだそうです。
イラストの状況としては、触角で周囲を探っているようすです。
絵柄についての説明です。
“EBM”と呼ばれる音楽ジャンルがありまして、その中に「KMFDM」という古いバンドがあります。アルバムジャケットのイメージが確定しておりまして、つまり上のイラストで表現したような感じの大変にグラフィカルな良い絵ばかり。
これをいつかマネしたい。という希望がありましたので、今回、試してみました。
やってみてわかったのは「とても時間がかかる」ということです。
これを毎日1作つくるのはムリですね。
しかし良い経験になりました。
この感じで私に仕事が来ることはまずありませんので、ムダといえばムダですけど、こんな事でもいつ何かで応用できる感覚が身につくかもしれません。
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最後に「KMFDM」に戻して終わろうかと思います。
かなり昔からいるバンドですし、音楽の感じも知っておりましたので、すっかり分かったつもりになっていました。そんな私でした。
しかし今回、改めて古いライブ映像を見て驚きました。
なんとドラマーもいるしギタリストもいるし、ベースもエレキベースだしっていう、見た目だけでは電子的なイメージは皆無だったのです。
EBMというのは略称でして、本当は“エレクトロリック・ボディ・ミュージック”っていうんですね。ニッツァー・エブとかフロント242とかね。
私の青春期を彩ったという、音楽的な骨格としては案外ロックでして、そこに電子的で粗野な音がまとわりつく、サンプラーをパッドを叩いてトリガーするとかね。マシーン信仰とか言われてましたかね。そういう当時のカッコいいビジョンだったんですけど。
それが「KMFDM」においては「まるっきり見た目だけは普通のバンドじゃん」というのを30年ほど経ってから知ったという、マそういう衝撃でした。
現在の活動形態はもう少しモダンになっているようです。
いやー。でもビックリ。調べてみないと分からないものですね。