地下の虫さん〔01〕

 今月からは「地下の生物」というか、「虫」の描写をがんばってみようと思います。

 具体的には「メクラチビゴミムシ」です。

 名前がちょっとスゴいですけどね。

 どうやら「虫好きの人たち」の間でも少し問題になっているみたいです。「この名前はどうなんだ?」っていう。しかし、昔からの名前っていうか揶揄する意図はないっていうか、いろいろと事情があるみたいです。

 ナゼ、今回、私が、地下の生き物について練習したいのか?っていう点についてですが。

 例のお地蔵さんにまつわる問題ですよ。

 道端に立っていたりするお地蔵さん。地蔵菩薩が地下の「地獄の世界」と通じていたっていう衝撃ですよね。

 そのへんを含めて面白おかしくしていきたい。ネコとかイヌとかの動物さんたちが出てきてね。

 につきましてては地下の生物、キャラクターを描けると良いだろう、という意図なのです。

 NHKのラジオで、ちょっと覚えていませんけど「おしゃべりな古典教室」だったかもしれないですけど、古事記におけるヨミの国ね。その解説なんかを聞いて「面白いな」とか思いまして、すぐに影響されるんですけど。その辺も加味したい。実に人間的ですよね。神話でありながら。

 マそんなワケです。もしも良かったらお付き合いください。

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 今日は録音してあったラジオ素材を聞き返しました。

 きのうの「現代の音楽」における武満徹さんの作品「系図~ファミリー・ツリー」ね。素晴らしかった。それで聞き返してみました。

 冒頭の部分は聞いていなかったのですけど、解説の西村朗さんのコメントに、きのうの当ブログで書いた、私の感想みたいなものは、ほぼ全部語られていましたね。ちょっと恥ずかしいコトをしました。

 まぁあんまりたくさんの人は読みに来ていないブログなので、被害は限定的かもしれませんけど、そこにアグラをかくつもりっていうのはさすがに無いですけど。

 それでね。聞き返したんですけど、やっぱりイイですね。

 小編成とのことでしたけど、岩城宏之さんが半分以下の編成に組み替えたものだという解説でした。

 さすが岩城さんというか、見劣りしない、むしろホノボノとした面を大切にして、そこに小さな陶器、お茶わんとかが置いてある。それが美しい。みたいな、伝わりにくいですけどほんのりした佇まい。表現できていたと感じました。

 西村さんの解説によると、朗読の方は、指揮者の合図を待つでもなく、自分の呼吸で関わっていたという。そもそもフルートの演奏家ですから楽譜を読み込んでいろいろ勘案したうえでの演奏的な朗読という。

 それとその本来はフルートの方。林 愛美さんとおっしゃるそうですが、ネットラジオで、声の出演もされている方だそうで、なるほどそれで、と思いました。納得いたしました。

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 それと録音だけしてあった先週の土曜日の夜の「クラシックの迷宮」を聞きました。

 日本語オペラで、現代曲。12音技法のもの。

 歌として歌われるとまた12音技法というのも違って聞こえますね。

 私の耳には、ある面において自然というかそんなふうに聞こえました。

 けっこう語りの部分も多かったというのもあったのかも。演技力に引き込まれたというか。

 具体的な内容としては1950年代のもの。2曲聴きました。柴田南雄さんの「何にもないハンス」。間宮芳生さんの「人買太郎兵衛」。

 どちらの作曲者も私は初めて接しました。聞けてうれしいです。

 これらは過去の「現代の音楽」のワクで放送されたものだということでした。まだAM放送というかラジオ第2で放送されていた時なのだそうです。

 つまり当時にリアルタイムで聞いていた方達よりも高音質で、今回は聞けたということですね。これは感激です。NHKのアーカイブス。大変にありがたいですね。これは文化的な遺産ですよ。

 非常にありがたい企画でした。いいもの聞けた。感謝です。