クアッカくん〔01〕

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 クアッカワラビーさんの連作の始まりです。
 私が普段描いているネコやイヌたちの世界に溶け込めるような省略具合を見極めていきたいです。

 2月の中旬くらいから他の、むらびとさんたちとの絡みも発生し始める予定です。

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 ラジオ日記です。
 NHKラジオ第1。「らじるラボ」。
 影山ヒロノブさんがスタジオにいらして熱くその半生を語り、そしてまたアニメソングの肯定的なパワーを大切にしたい、伝えていきたいという思いを伝えてくれました。
 影山さんは元レイジーのボーカルなんですね。
 私が中学生のコロに、教室でとなりに座っていた女の子がすンごくファンで。
 やれ新しい曲が良いだのとよく話してくれたことを思い出します。
 ある日、「レイジーはハードロック宣言をした」と伝えてくれまして。
 別に頼んだワケじゃないのですが。
 その後、レイジーはラウドネスとしての活動に移っていったのだと思いますけど、伝えてくれた時の女の子の中学生ながらに「私も支える」的な姿勢、いきごみが伝わってきて、「熱いな」と思いましたね。

 その後の影山さんの活動、アニメソングに移るまでの詳細も初めて知りました。
 大変な数のライブをこなして自分を鍛えたのだということでした。
 建設現場でアルバイトをよくしていたとも知りました。
 羽田空港にも入ったとか。

 私も時期的には全く異なりますが、羽田の拡張工事には入りましたので、その時のことなどを思い出しました。
 飛行機の格納庫というやたら大きくて四角いというか延々と直線が続くコンクリートの基礎の型枠を解体したのですが、ここは周りが全部、海。ですので地平線が実質的に消えて見えるんですね。
 ものすごく広い場所にいるように思えてきます。
 なんだか「新しい国を作ってるみたいだな」なんて思っていました。

 それと影山さんがやっているバンド。JAMプロジェクトというのですが、名前は耳にするものの、その由来について初めて知って納得しました。
 ジャパン・アニメーション・メーカーズ・プロジェクトの略だったのです。
 なるほど。

 番組では他に平原綾香さんの「ドレミの歌」。それとプライマル・スクリームの曲を初めて聞きました。
 こういうバンドだったんですね。
 スライドギターがブルージーで、とてもカッコよかったです。

 番組は変わりますが、NHKラジオ第2。「声でつづる昭和人物史」をまとめて聞き逃しサービスで聞きました。
 緒方貞子さんと中村哲さん。それぞれ2話ずつの番組。

 緒方さんについてはアレですよね。危機感を持っている人はご存知かもしれませんが、とても優秀な日本の女性たちが国連を目指すという一連の動き。
 日本でロクでもない仕事をして、さらに認められずに終わるくらいなら海外に打って出ようという。
 そうした方たちへの影響もかなり強いんじゃないかと思いますが。
 やはり小柄なおばあさんが国連の一角のトップとしてとても大きい仕事を進めているのを見ちゃうとねぇ。
 緒方さんは生まれが相当に良いのでデカいコトを進めるにあたりドコをどうつつけば良いかも心得ていたのも大きいのではないかと思いますが。
 スゴい家系ですからね。

 かなりスケールの小さなお話になるんですけど、私が住んでいる富士市から若い女性が流出しているというのを知ったのが去年でしたでしょうか。
 割と良いところだし、小綺麗な商圏もあるのにナゼかなと衝撃を持って受け止めたんですが、先日に市役所を訪れてみたパネルの展示ですね。
 そこに一定の分析がなされておりました。
 つまり、女性が求める職がない。事務職などが例として挙げられていました。

 聞き取りなどの結果でしょうから全くの的外れというコトはないでしょうし、まぁ心当たりがありますよね。無いですよ。そんなにたくさんは。富士市にそういう仕事。
 職業というのは、どう生きるかってコトにも関係しますから、大きいのだなぁ。というのが感想でした。私の。

 戻しますけど緒方さんね。
 やっぱり難民を扱う部局を“避難民”をも救おうと転換拡張させたのがスゴいですよね。
 時代の要請というのも確かにあったのでしょうけど、他の人にできたのかなって思います。

 非常にそのラジオ番組を聴いて感動しまして、今更ながらに。それで関連するウェブサイトや動画を見まして。
 その関連として今の国連で軍縮を担当して働く中満泉さんが現場からの叩き上げだと知ったのでした。
 若い頃に緒方さんに会って、その仕事の進め方を目撃している。
 それと彼女のお話から今の国連にも緒方さんの志を受け継ぐ人たちがいますよ。と伝えてもらったのでした。