むらびとさんたち〔30〕

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 はたらくドリル・モンキーのおじさん。そしてツチブタのおじさんを描きました。
 どうでしょうかね。
 ツチブタのおじさんは描き慣れているんで良いですけど、もう少しドリル・モンキー氏は線を抜いてシンプルにしたいかなという気持ちがあります。
 もっと描かないと。

 「むらびとさんたち」の企画は今日で一応の終わりです。
 成果もあったかな、と思う反面、まだまだだなっていう感想もかくせないですね。

 明日からは、いよいよクアッカ・ワラビーくんの連作を始めようと思います。
 クアッカ・ワラビーくんにカコつけて、「むらびとさんたち」の描写も推進していく予定です。お楽しみに。

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 ラジオ日記です。

 「子ども電話科学相談」。
 先週でしたか。
 恐竜は甘いものを食べたのか? というご質問。
 裸子植物がまだ存在していない時代に、ほぼあたるため、甘い果物などは食べていなかったよ。みたいなご回答。
 あれにはビックリしました。
 恐竜がモグモグと果物を食べていて欲しかったです。

 今週も被子植物と裸子植物に関するご質問が飛び出しました。
 種子の“最初”について。
 「種が先なの? 植物が先なの?」というご質問。
 答えは「植物が先だよ」ということらしいのですが。シダ植物などを挙げて回答されました。

 さらにシダ植物よりもさかのぼった大きな回答もあり。
 太古の時代の海の中で起こったお話。
 シアノバクテリアを細胞の中に取り込んだお話です。

 私はこのストーリーがスゴい好きなんですよね。
 敵対する存在であったふたつの生物が片方が片方を取り込んだ結果、爆発的に活発な活動が可能な生物に進化した。
 そんな感じの仕組みだったと思いますが。

 以前にNHKでやっていた科学の特集番組で知ったのでした。
 原始真核細胞とか、共生とかっていう話らしいのですが。わからないながらに不思議だなって思います。

 話は変わりますが、「現代の音楽」。
 先週に続いてコンサートのライブ録音。ご本人を招いての番組。
 バリトンの松平敬さん。
 無伴奏。たったお一人でのコンサート。
 歌うだけでなく飛び上がったりや歩きながらのカラダを使った現場の様子であったらしいです。

 歌う曲についても多岐にわたっていましたが、先週ですが、木下正道さんの曲をじっくり聞けたのが嬉しかったです。
 私にとっての同時代の作家ということになるので今後も長く聞いていこうかなって思っているんですが。鈴木治行さんなんかとともに。
 それと成本理香さん、新美桂子さんの曲も良かったです。
 成本理香さんについてはネットの動画サイトで面白い曲が聴けました。
 器楽曲でしたが、3人の古楽器奏者による現代曲。おもしろかったです。
 カンテレとハープシコードだったかな。それとギター。
 静かな部分と激しい部分のある起伏豊かなしかし美しい曲。
 激しいところでは、ギターの人が弦をかき鳴らすというかほぼ打撃していたのが印象的でした。

 それでね。松平敬さんなんですけど、超絶技巧。もっと私は激しいのが聞きたいかなと思いますが、それはさておき、図形楽譜を解釈して歌うという実例もあって、なんだか現代音楽の広い範囲をひとつのコンサートに詰め込み、そしてまた聴衆に対して一人で立ち向かうというそんな演奏会だったのだなと。そうした理解をしました。

 それと「名演奏ライブラリ」では、諸井三郎さんの曲を聞きました。
 今日はピアニストの方の特集で、バッハのピアノ曲などが多かったのですけど、諸井さんの曲についてはオーケストラとの演奏。
 これはスケールの大きな曲でしたが、「子ども科学電話相談」が始まったため途中まででした。

 きのうの夜になりますが、「クラシックの迷宮」を聞きました。
 私がこの前に聞いたのはタンゴの特集でしたでしょうか。

 タンゴうんぬんもさることながら、作曲家が自分の育った土地や国を意識しながら自覚的に作曲に盛り込んでいく要素や思いについてを学んだ気がします。

 よくいわれるスメタナさんなんかを見ると、「曲が良いと、その作曲者の思いも、その旋律とともに後世までセットで伝わる」っていうコトがもうこれでもかってくらいわかります。
 それと私は意外だったのがヨーロッパの作曲家においても20年代ですか。ジャズ音楽のインパクトが大きくて影響を受けた曲が少なくなかったみたいな事情。
 これは興味がありますよ。
 けっこう即応性があったんですね。

 それできのうの放送なんですが、石井歓さんご生誕百年っていうことでNHKのアーカイブから様々な曲が聴けて感激。
 楽しかったです。
 解説の片山杜秀さんおっしゃるところの「伊福部さん風味と俗っぽさ」みたいな部分も堪能できたと思います。