むらびとワラビー〔23〕

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 カッパのカヌー的なお船を描きました。
 底が浅いというか、薄い船です。
 沼地での移動に適する形状を考えるとこうなるみたいですね。

 カタチとしては、またもやチチカカ湖に浮かんでいるものを見て参考にしましたので、日本の古代はこうだった。っていうんじゃないので信じないでください。
 水草で編んだ船も、もしかしたら運用されていたかもしれないですけど。

 富士市の博物館が発行したPDF書類を読んだ、というのは以前にお伝えした通りなんですが、沼地における交通網について知りました。
 海運っていうか沼運ですね。

 まず沼地の範囲が私が思っていたよりも大きかったんですけど。
 つまり今の港があるあたり。ソコまでは普通の船で何かの品物が運ばれてくると。
 それを内陸に運搬する場合、陸路を行くよりも船の方が都合が良かったのかもしれないなと理解しました。
 モノによるとは思いますけどね。

 鮮度がイノチ的な物品運搬の際は、もしかしたら数人の漕ぎ手による高速艇を編成したかもしれません。