トラ・マップ〔1〕

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 まぁホントは私なんかじゃなくて、ちゃんとした知識を持った方の解説が必要なんでしょうけど、「わざわざ他の文章なりを読みに行くのもメンドイ」って方にお伝えしようかと思います。センエツながら。

 このへんからはもう「曽我物語」の本体の領域にズブズブと入っていくコトになりますよ。

 まずは地図ですよね。
 どのあたりを背景としておるのか。

 イラストを見ていただければ一目瞭然なんですけど、今の神奈川県の西側から、静岡県の東半分となります。

 伊豆半島に2匹の可愛いドッグさんがいますけど、彼らが「曽我兄弟」のつもりです。
 伊東ね。伊東に行くならハトヤですよ。

 このあたりの領地をめぐるイザコザがお話の発端になってまして、しかも親戚っていうか、一族内での「オレの土地だ!」「いやオレんだ!」みたいな争い。

 これが殺し合いにまで発展しちゃって手に負えないんですけど、要は曽我兄弟のお父さんが殺されちゃったんですよね。
 まだ曽我兄弟が小さい時分に。

 この時点では曽我兄弟の苗字とか名前。これは成人後と違うんですけど、その辺は省略ですよ。

 元が一族内の争いですんで、出てくる登場人物の名前が似ていてややこしいんですよね。

 それとイラストの地図の鎌倉あたり。この人物は源頼朝さんのつもりです。鎌倉幕府ですよね。

 「曽我物語」の時の頼朝さんって、もう割と晩年っていうか、ヒト仕事なし遂げた後ですね。
 まとめに入り始めた時期。
 頼朝さんも、伊豆半島には関係が深い方なんですけど、その辺も省略です。
 語れるほどの知識が私に無いっていうのもあるんですけど。

 イラストの左側に「トラ悲しみロード」って書いてありますね。
 これが特に当ブログでくわしく書きたいところですので、赤くしましたよ。

 この辺は私が住んでいる周辺の地元。数キロ圏内です。

 「曽我物語」におけるストーリーのスジを少しだけ追おうと思うんですが。
 つまり曽我兄弟が仇討ちを決行するってことで「旅立ち」があったと。
 トラ御前との「ナミダの別れ」でもあります。
 しかし心配になったトラが後を追う。「どうしたんだろう」ってね。
 その悲しみロード第2章(虎舞竜)が箱根を超えての静岡東部なんですね。

 静岡東部。
 住民の言葉が「ミャー」とか「ニャー」とか「ズラ~」とかにナマっている地域なんですけど。
 仮に虎舞竜を当地の人が歌うと「なんでもニャ〜ことが♪」みたくナマっちゃうんですけどね。
 文に書くとイイ年した大人がネコのマネをしている感が出てきてしまってコマります。

 マそれはさておき、地元の住人だからこそお伝えできるトピックを中心に鎌倉時代のアレやコレに思いを馳せてみましょうみたいなね。

 そういう趣旨なんですよ。この「トラ御前シリーズ」は。ビックリしたでしょ。しないか。まぁイイんですけどね。とにかく明日へ続きます。