トラ御前ちゃん〔1〕

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 「トラコイシちゃん」シリーズはきのうをもっておしまいです。

 今日からは、トラ御前さんですね。
 「曽我物語」においての片方の主役。だと思います。

 トラ御前さんは、神奈川の大磯の宿の遊女だったそうです。
 街道沿いの宿場。そこにおける“花”みたいなね。存在として。

 この時代には「鎌倉街道」って呼ばれる道があったみたいなんですよ。
 道っていうより“道路網”って書いた方が良いかもしれない。

 おおまかに言って、後の時代の東海道だったり、その他の有名な街道とそんなに大きくは違わなかったみたいなんですけど。

 その道が「いざ鎌倉!」っていう際の機動力を発揮するために必要不可欠なインフラであったと。

 この「鎌倉街道」は、あと何日かしたら当ブログにおいて、また出てきますんで、覚えておいてもらえたら嬉しいんですけど。

 で、トラ御前ですよ。

 調べてみて私はビックリしたんですけど、本当に「曽我物語」って人気のある演目であったり、お話であったようですね。
 様々な描かれ方をしています。浮世絵なんかに。
 それを見るとアタマにドッサリとカンザシですか。イヤってほどブッ刺さってたりするんですよ。
 江戸時代の花魁みたいにね。

 しかしマどうなんでしょう。鎌倉時代の「大磯」っていう宿場の遊女であったとされるワケですから、ちょっと場末な感じもあってイイんじゃないかな。そう考えました。
 ですがまた同時にハタチ前の娘さんでもあるワケですから、見た目で威嚇するような基本的な姿勢はあった方が自然だろうと。
 以上、イロイロと考えて、本日のイラストのような感じにしてみました。

 そんなに深く考えたというワケでもないですけど。