きのうのラジオ番組「文芸選評」での選者の先生について、個人的に調査を行いました。
フルネームは関悦史(せき・えつじ)さんという方でした。
ネットの動画サイトで2本ほど見ました。
想像していたより完璧なまでのアブソリュート普通のオジさん。作曲家の鈴木治行さん感もある。がやはり俳句がスゴいですね。
動画で何本か紹介されているのを見ました。
住んでいる町が被災した際の桜の開花を読んだ句にビックリ。
「おぉっ!」って驚く句が多い印象。
若い頃には東十条に住まわれていたんだそうです。
同じく俳句の佐藤文香さんとの動画も見ました。
佐藤さんが「俳句は古いものと思われているが、むしろ最新のものも取り入れられる表現形態である」みたいなコトをお話しされていて、はぁ、なるほどねぇと思いました。
それと「句会」の様子が見れたのが有意義でした。
こういう感じなんですね。まぁ他にも色々あるんでしょうが。
私の想像では和服の人もチラホラいらして、シシおどしが「カッコーン・チョロチョロ」という感じのものを考えていましたが、やっぱりそういう夢みたいなワールドは存在しないみたいでガッカリ。
背広のオジちゃんが多い。めちゃくちゃ現実。当たり前ですけど。
部屋としては普通の会議室風。悲しい。
しかし話される内容は「言葉をどう扱うか」に終始しているようで、とても興味深かった。
真剣な感じでした。
こんなに真剣に日本語を考えている人たちがいることに感動しました。
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きのうの晩のコトになるんですが、NHK・FMで音楽家の大友良英さんのラジオ番組(の、聞き逃しサービス)で、ヨーロッパのジャズ・ギタリストについての特集を聞きました。
私にとってはギター演奏であればかなり聴きやすいという事がわかりました。
番組の要旨としては「アメリカで生まれたジャズ音楽はピアノなどを軸に発展したが、ヨーロッパにおいてはギターの果たした役割が大きい」みたいな感じでした。
とくにジャンゴ・ラインハルトが打ち立てたロマンチックなジャズが、多くの人に衝撃を与えたみたいです。
まぁ私が理解したのはそんな感じだったんですけど。
番組内でかかった曲としてはやはりまずはジャンゴ・ラインハルトさんの曲。
ゴンチチさんの番組でも何曲か聞いているんですが、きのう聞いた曲は特にギターの鳴りがよく聞き取れる曲だったと思います。とてもイイ。
今でもたまにあの独特なカタチをしたセルマーっていうんですか、ブリッジが細長いヤツ。あんな感じのギターを持ってる方がいますけど、思うにおそらくジャンゴさんのファンなんでしょうね。
私がちょっと聞くだけでもあれは追いかけたくなるよねって思いますけど。
テリエ・リピダルさんのワウ・ギターも聞きました。
「SAS644」という曲。
きのうの番組の中では私的に言って最大のヒットがこの曲でした。
これはカッコよかった。フリージャズというのかもしれませんが、コード感はある感じのギリギリを攻めてました。
ドラムの演奏が遠近感があってダイナミックでコントラストというか陰影をつけていたように思います。
他も聞けてよかったなという曲ばかりでしたが、簡潔に。
アッティラ・ゾラーさんの69年作。この時代ならではなのかわかりませんがサイケというか、途中でバンド全体にリバーブが深くかかってビックリしました。
演奏としては非常に激しくて、こうした曲の際のベースの動き方なども参考になりました。奮闘してましたね。
マーク・デュクレさんで12弦ギターの演奏。細かいフレーズをキレイに鳴らしていたんですが、別に12弦ギターだけの人じゃないっていうのがまたスゴい。
以上、世の中スゴい人がたくさんいるねっていう特集でした。
番組後半はまた違った趣向で進みました。
新型コロナというかCovid-19と書きます。
この先、また違う疫病が発生する可能性も十分あるのでキチンとしておこうと思います。
Covid-19で亡くなられた音楽家の話題。
ウォレス・ルーニーさん。トランペットの方。
亡くなられたという知らせだけは私も知っていたんですが、「なんかたくさんの人に愛されたトランペッターが亡くなられたらしいぞ…」とだけ感じていたんですが、演奏を聴いて納得しました。これは素晴らしい。なるほど惜しまれる。
曲としてはバンドの演奏がまた素晴らしい。マイルス・デイビスさんのバンドにいらした方ばかりの構成。以上、そんな感じでした。
大友良英さんはやはりジャズ側の人間ですので非常にお詳しくてまたわかりやすい解説で参考になりました。