「配色」についての学習を終えました。思っていたよりは時間がかかって、午後4時前くらいまでかかりました。
数日前から始めましてごくお手軽にではありますが、なんとか「構図」と「配色」について学び直しました。
便宜上これらは別々の書籍に分かれていますが、ホントは切り離せない関係性。
連続して学び、両者を関連づけて理解しようと努力してみました。
読んだ内容の全てをアタマに収めるのはムリですが、実践しながら自分のモノにしていきたいです。
これまで、ごくわずかな知識と感覚だけでなんとかこなしていたのですけど、良い機会ですし、これからはむしろ理詰めでやってみようと思います。
その次の段階としては再びまたあまり考えずに描いていきたいですけど、まぁどうでしょう。そうした境地に至れるかどうか。何年かかるか想像もつきません。
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以下はラジオ日記です。
NHK・FM「現代の音楽」。
カイヤ・サーリアホさんの音楽の2回目。
前回は宇宙など理科系の題材をもとにその概念を構造化し、音として表現するような試み。そんな曲を聴いたと思うんですが、今回は人のココロの内面をも表現していたようです。
これが大変に繊細な楽器演奏を求めるものだったんですが、見事に演奏されていたように思いました。
今日の放送も録音しておいたのですが、即座にmp3化し、聞き返してみました。
音の重なり具合も美しかったです。本当に研ぎ澄まされた結果生まれた曲なのだなと感じられました。
NHK・ラジオ第1「子ども電話科学相談」。時間的には長く、ちょっと拡大版。
もしかしたらコロナ・ウィルスの影響でお昼からの「のど自慢」の製作が出来ないせいかもしれません。
回答の先生方はご自宅での在宅回答。これも今般の疫病への対策。
番組制作の体制としては通常の子どもからの電話に対応するチームを休ませ、メールでの質問に絞っての進行でした。
ただし質問の内容はかなり興味深いものばかり。もしかしたら事前にメール内容を吟味できたコトが良い結果を招いたのかも。
「虫の絶滅を防ぐにはどうしたらいいの?」
「魚が水に濡れても平気で暮らしているワケを知りたいです」
「ハチがハチミツに触れてもネトネトにならないのはナゼ?」
「魚はどうやって水の中で息をしているの?」
「風はドコから吹き始めるのか、どこにいくのか」などなど
実に興味深いですね。
魚のエラ呼吸についてですが、とても微細にたたみ込まれた構造だそうで、広げるとかなりの面積になるのだと知りました。
私は理科のイラスト作成のお仕事で、魚のエラを超拡大した「房(ふさ)になってる部分。ココで酸素のやり取りなどをするんですが」の絵を描いた経験はあるんですけど、それらをひろげたイメージについては思いが至っておりませんでした。
ヒトの小腸の柔突起などもそんな感じで、やはりひろげると、とても広いよっていうのはよく知られているかと思います。ヒトの肺胞なんかもそうですよね。
酸素と二酸化炭素の交換にしろ、栄養の吸収にしろ、大変な役割ですけど、思うにスゴく効率的にパパっとできるかっていうとそうではなくて、たくさんの部位を束ねて、それ〜って感じにジワっと機能してるんですね。
いや〜。スゴい。生命の神秘。
それと「風」。先生は高気圧と低気圧を元に説明されていました。
これもやはり私の仕事の領域である中学の理科ですので、何回かイラストにしています。「どこから」って考えるよりも、地球的な視点で大きく考えるとつかみやすいのかなと思いました。
再びFM放送に戻って「かけるクラシック」。
去年の夏の放送の再放送。
私は聞いていなかったので大変に楽しく聴けました。
生演奏がふんだんに盛り込まれていて感動しました。
それとキーボーディストにして実業家の向谷実さんの曲が大変に美しかった。
私はむしろ向谷さんがかつて参加していたような音楽を一番キラっておりますので自分で意外。
もしかしたら向谷さんってイイ人なのかもしれない。
もっと邪悪なココロを内に秘めた見るべき点のひとカケラもないロクデナシかと思い込んでおりましたがそうした人にあの曲が作れるとは思えません。
小学生の頃にピアノの先生に言われた問いかけをこの歳になって何度も思い返すというエピソードも実に感動的でした。
いわく「音符に込められた作曲者の思いを理解しているのか」と。小学生に対するレベルの問いではないですけど音楽に対する真剣さ、愛情としてはスゴいですよね。すくなくともコンクールや発表会だけを見据えた先生じゃなかったんだなって思いますし、熱い人が居て音楽に対する愛を伝えようとするそのヒトとヒトとの情景。感動的というほかない。
見識が広がって良かったです。しかし向谷某について完全にはココロを許しておりません。
「ニッポン時空旅」も再放送。
「カチューシャかわいや♪」の曲にまつわるその時代などを扱った回。
録音したものを個人的に何回か聴き直している充実回でもあるんですが、ちょっと久しぶりに聞きました。
この曲を歌った女優・松井須磨子さんの人生がかなりスゴいんですよね。
ヒトの一生としてプラスかマイナスかで考えると難しいのかもしれませんけど、しかし後世に名を残す存在としてみると、永遠なのかと思う次第です。
実は今回、私は過去の「名画」からその配色を学ぶ本を読みました。それは冒頭で述べたとおりなんですが、その一環として色々と調べたりもしました。
多数の美術的名作のモデルとなった「モンパルナスのキキ」さんですね。彼女の一生についても調べたんですが、恵まれたとは決して言えない死に方。あまり良くない晩年だったようです。ショックでした。マジっスかって思いました。
しかしひとりの人間の存在としてはねぇ。この人も永遠ですからね。世界的な規模で。この先もずっっっっと愛され参照されるんですよ。その辺を考えるとなんとも言えないですよね。
こと美術の世界における“ミューズ”。美神なんていう言い方もするみたいですけど、本当によく知られてる人となるとそう何人もいないワケで。
色々と考えちゃいますし、今日の回の「ニッポン時空旅」は今までの私の聞き方とはまた違った面から光を当てられた感があります。
さらに立体的になったのかもしれません。
ましかしコレとて色々と学んでこそですんで、この先もリサーチ&デストロイですよね。壊しちゃいけませんけど、おこたらずに進めていこうと思います。