お仕事メモなんですが、とある市の小学生のための副読本。
とてもテマのかかるイラストに取り組んできたんですが、ようやく終わりが見えてきました。
今しがた「はしご車」の清書に成功しました。
長かった。
はしごを伸ばしてビルの上にいる人を救出する感じの箇所なんですが、描けましたよ。
印刷ではイラストのはじっこの方で、数センチ四方の小さい部分なんですが。手を抜くワケにもいかない。はしご。あれがもうめちゃくちゃメンドくさかった。
しかしやればできるもんですね。
なんでこんなにテマがかかるのかと、イラストに登場する人の数を数えてみたら70人弱いまして。そりゃ大変だよって自分で納得。
消防車両や警察車両や電気、ガスといった工事車両も10台あまり出てきて、全体的にはビル街の火災ってコトでビルも何棟か描いたというワケで、ものスゴい労力。
パースと人物表現が重なったイラストです。誰にでも描ける題材でもありませんから、私のこれまでの経験はこのためだったのかなって気もします。
しかしまだ終わりではないです。
消火活動の際には道路に消火ホースがウネウネと横たわっていますけど、あれの描写がまだ手付かず。
ヒトと車などの各要素が重ならないように画面を整理・調整してからウマい具合にホースを描かないと単に雑然とした感じになりそうですのでホースの描写は一番最後にしました。
着色もまだですけど、そっちはかなり簡単にというか線が多いので色合いはシンプルで大丈夫っていう感じですか。
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以下はラジオ日記です。
NHK・FM「世界の快適音楽セレクション」。番組1000回記念。長時間の特別番組。
番組に関わる選曲家4人のとっておきの曲なども交えた濃い内容。
奇しくもスパークスが2曲かかるという驚きもあり。
しかし今日は何と言ってもゴンチチのライブ収録音源。これがかなり大盤振る舞いでたっぷり聴けて感激。
あえてゲストミュージシャンを招いてのライブではなくて、おふたりだけの演奏。非常に高い完成度におどろきました。
やっぱり細やかな表現力が素晴らしい。
それと番組ジングルの過去作もたくさん聞けました。
あれらがゴンザレス三上さんの担当なのだとわかりました。
茶目っ気というか童心みたいなものを感じました。
ピッチを高くしたり、低くした声が多用されます。
自分でエフェクターを使ってそうした試みをしたことのある人ならわかるかもしれませんが、あれは自分の中にある普段は出さない部分がポロポロ出てくるというか引き出されるというか。魔力があります。
「帰ってきたヨッパライ」とか「初めてのチュ〜」。海外ではチップマンクス・ボイスと呼ばれるらしいです。リスの声に聞こえるらしいんですよね。欧米の人にとっては。
私にとってはジョー・ミークさんの楽しい曲の印象も強いです。
そうだ。本日のブログ用イラストの話もしておかないと。
数日前から描いております。歌手のカピバラさん。
私としては淡谷のり子さんをイメージして描いていたんですが、特にきのうの港が背景に見えるイラスト。
「わかれのブルース」ですよ。
メリケン波止場の灯りが見える感じ。
それと私としては「伊勢佐木町ブルース」。あれもかなり意識して描きました。
そしたら今日の「快適音楽セレクション」で、まさに青江三奈さんのライブ音源がかかってビックリ。
メドレーで何と「別れのブルース」も含んだ歌唱。
偶然ではあるものの嬉しかったです。
そんなワケで、今日のイラストでは伊勢崎あたりにもアカリがトモるイキオイで描きました。
しかし今日聴けましたそのライブの演奏が素晴らしくて。あれをまとめ上げた人。監督的な立場の方もスゴいと思いました。有能。