モモひとりじめモンキー

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 本日は近隣住人総出で側溝を掃除する日でした。
 今年の最後の掃除の日。
 ずいぶんと寒くなってきました。

 NHK・FM「現代の音楽」。
 望月 京さんの曲をふたつ聴きました。
 京さんは「みさと」と読むお名前。びっくり。
 2曲目は西村朗さんの解説によると「ヒトが普段、かくし持っている“暴力”について」、それを音にしたのだというコトだったと思います。
 暴力に伴う快感みたいなコトも表現したとのご紹介だったかもしれません。

 映画「2001年宇宙の旅」における類人猿さんが骨で何かを叩き壊すシーンを思い浮かべました。あそこがおサルさんと人間を分かつ分岐点。そんな場面だったように思います。
 長いアーム(腕)と武器ですね。暗示的だなって思うんですが。

 それはさておき曲を聴いた感想なんですが、打楽器をメインにしてオーケストラがサポートするみたいな感じ。
 先月の末に録音したばかりの録って出しです。
 これが作曲者の意図通りと申しますか、非常にささくれだった感情のヒダなんかを上手く描写していたと思います。
 そしてとめどなく続いていくんですね。怒りに我を忘れて暴走している状態をあらわしているのかな、と思いました。

 「子ども科学電話相談」。聞きましたが本日は他を語りたいので省略です。

 「地球ラジオ」。小学3年生の女の子の作文の朗読。
 「アフリカに平和を届けたい」。という題。
 淡々とした朗読でしたが、すごく感動的で涙が出てきました。
 アフリカで小さい頃を過ごして周りの人の優しさに多く触れたそうです。
 その後、アメリカに転居し、学校の授業で国連の施設を訪れた際に世界の紛争地を示す地図を見てアフリカに多くの争いがあると理解して悲しくなったのだとか。
 彼女がアフリカで学んだ良い部分「分け与える。シェアする」という考え方が平和を呼ぶのではという意見が作文で述べられました。将来は絵本を作ってその考えを多くの人に伝えたいという夢が語られていました。
 まさに平和を実現するにあてっての本質的なポイントだと思います。
 彼女はそこに気づいているのだなと思いました。マゴコロに触れましたよ。

 今年の初めくらいに「世界の快適音楽セレクション」の中で聞いた湯浅学さんによる選曲のブルンジのおばあさんが呟くように歌う民族音楽が私はすごく衝撃的で「こんな音楽があるのかよ!」と驚きました。
 今年に限って言えば一番の衝撃です。
 ブルンジはアフリカの小さな国なんですが、いわゆるジャングルビートというかトライバルなリズム。アダム・アンツなんかで私は知るのみでしたがブルンディ・ドラムですね。それがブルンジという国発祥だとその際に初めて知って結びついたんですが、番組で聞いた、呟くような曲は初めて聞きました。
 ネットの動画サイトで探してみましたが、似た曲は探せなくて。どうなんでしょう。すごく広く歌われている音楽ではないのかなと考えているんですが。まぁわかりません。
 ブルンジという国を調べてみるとルワンダという国に接しているコトを知ってまたびっくり。
 さらに調べてみるとブルンジにもツチ族、フツ族の人たちが住んでいて、やっぱり共通しているのです。アフリカの国境線というのは多分に政治的というか勝手に引かれたものが多いですからね。本来は部族でまとまるものだというコトですが。
 ルワンダでは近年に大規模な民族間の紛争があったのですけど、そうした争いで上で述べたような音楽が失われてしまう危険もあるのではないかと思うと居ても立っても居られない気持ちになります。

 ノー・モア・ウォー。
 ジミー・ソマーヴィル氏のブロンスキ・ビートにおける名唱ですよ。私、ホネのヅイまでパンク・ニューウェイヴな世代ですんで何の話をしていても結局最後はこの辺に行き着いちゃうんですけど、でもホントそうだと思います。