「赤舌はん」なんですけど、興味深い点があります。
「具体的にこんな悪いコトをする」っていうのよりも、「凶事一般の門番的な存在である」みたいなコトが書かれているんですよね。
水木しげるさんの文によりますと、「(赤舌の)クチが開いている間は悪いコトが起きる」みたいな感じでしたっけ。
それと水門のソバに座って人間界をにらんでいるみたいな。そんな感じのコトもおっしゃっていたように思います。
あとは黒い雲とかそういうモヤモヤした感じね。とりまいていると。
それらをアレンジして、クチから黒い水を吐き出すイメージを描いてみました。
U.K.サブスっていうイギリスのロックバンドの曲に「フロード・オブ・ライズ」っていうのがあるんですけど、「ウソの洪水」っていう意味ですね。
イラストを作成中の私の中のイメージは、そんな感じで進めました。
チャーリー・ハーパー氏の歌唱による歌のイメージがこんな感じなんですよね。「みにくいウソがドバー!」みたいなね。
このイラストを描くためにネットの動画サイトで「フロード・オブ・ライズ」を聞きなおしてみました。30年ぶりですよ。
この曲が収められているアルバムはCDで買い直していないので、長いコト聞かずにいました。
思っていたのとけっこう違いました。
最初はスローテンポのアルペジオで始まるだなんて全然忘れてましたね。
それとギターに思いっきり、リバーブがかかっていて2度ビックリ。
ずいぶんライブな感じの音作りでした。