妖怪…赤舌はん〔2〕

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 「赤舌はん」なんですけど、興味深い点があります。
 「具体的にこんな悪いコトをする」っていうのよりも、「凶事一般の門番的な存在である」みたいなコトが書かれているんですよね。
 水木しげるさんの文によりますと、「(赤舌の)クチが開いている間は悪いコトが起きる」みたいな感じでしたっけ。

 それと水門のソバに座って人間界をにらんでいるみたいな。そんな感じのコトもおっしゃっていたように思います。
 あとは黒い雲とかそういうモヤモヤした感じね。とりまいていると。

 それらをアレンジして、クチから黒い水を吐き出すイメージを描いてみました。

 U.K.サブスっていうイギリスのロックバンドの曲に「フロード・オブ・ライズ」っていうのがあるんですけど、「ウソの洪水」っていう意味ですね。
 イラストを作成中の私の中のイメージは、そんな感じで進めました。

 チャーリー・ハーパー氏の歌唱による歌のイメージがこんな感じなんですよね。「みにくいウソがドバー!」みたいなね。

 このイラストを描くためにネットの動画サイトで「フロード・オブ・ライズ」を聞きなおしてみました。30年ぶりですよ。
 この曲が収められているアルバムはCDで買い直していないので、長いコト聞かずにいました。
 思っていたのとけっこう違いました。
 最初はスローテンポのアルペジオで始まるだなんて全然忘れてましたね。

 それとギターに思いっきり、リバーブがかかっていて2度ビックリ。
 ずいぶんライブな感じの音作りでした。