コロムビアクモザルさん大集合〔27〕

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木からぶら下がった状態の子どもクモザルさんです。

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 気温的にはまたちょっと寒くなってきたように感じます。
 その影響かもしれません。体調が思わしくなくて午後はしばらく横になって過ごしました。
 毛布にくるまってラジオを聞きました。

 きのうも聞きましたが、民放ラジオ局が制作した秀作ラジオ番組を紹介する「ザ・ベストラジオ2019」。
 今日は「イタイイタイ病」。
 日本の代表的な公害病のひとつ。経済活動に伴い排出された有害物質による人体への汚染ですね。
 古くは足尾銅山。近年の福島の原発事故にまで至る数々の有害物質による汚染。

 今の感覚ですとカドミウムとか水銀。あるいは工業処理水をそのまま垂れ流しって危なすぎるだろって思いますけど、昔はヤバいですね。

 まぁ最近でも「事故になると危ないですよ」って言ってた人も少なくなかったのにまんまと原発が吹っ飛んじゃってねぇ。アレ見て本物のバカだなって思いましたけど。
 あとの世代の人には負担と迷惑を押し付けるだけですから、今の人間は相当に恨まれるだろうなと思います。
 これまで美しい国土や田畑を残してきてくれた先人にも申し訳ない。目先のゼニに目がくらんだバカの所業ですよ。国家規模の。おそろしことだと思います。
 ま、ココでちゃんと反省しておけばこの先も変わるんでしょうけど、私が思うに足尾銅山のコロからその都度キチンと反省してるようにも思えないんですよね。おんなじようなコトを繰り返してる。

 アメリカのミニストリーっていうバンドに「セイム・オールド・マッドネス」っていうシンセベースのリフがナイスな曲があるんですけど、まさにそんな感じですよね。

 ちょっと長くなっちゃいました。
 ラジオ番組に話を戻しますが、その内容はバランスよく、中学生くらいからなら予備知識なしに聞いてもイタイイタイ病とその当時の社会の様相がわかるような作りになっていたと思います。
 私も改めて勉強した次第。

 特に公害病として裁判で認定されたあとの経済界、政界、行政によるイタイイタイ病の矮小化、無化していこうとするみにくい過程ですね。

 番組としてはジャーナリズムのあり方として「発表されるペーパーなりをそのまま記事にするだけなら報道は存在意義がない」「都合が悪いことは隠されるのだから調べることが必要」とされていましたが、普通の市民が関心を持つことも必要だと思います。