雲南キンシコウさんたち〔10〕

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 ラジオの「子ども電話化学相談」で、巨大な花「ショクダイオオコンニャク」が東京都の調布市の植物園に植わっていて、もうすぐ咲きそうだ、と聞いてから気になっているんですが、まだ咲いていないようです。
 ヒトにとって不快なニオイがするという点でも有名です。
 もうすぐ咲きそうだというコトで、もしかしたらニオイが少しくらい漏れてきていないのかな、と思いましたけど、ネットなんかで見に行った人の文章を読むとまだ「ニオイはない」のだそうです。

 本日のラジオ。NHK第1の「夏休み子ども電話化学相談」でも、少しショクダイオオコンニャクのお話が出ました。
 「お花の蜜」について。
 「蜜」は受粉するにあたっての虫などの媒介を引き寄せるための「ごほうび」であるというお話でした。
 “甘み”は植物にとって比較的合成しやすいのだそうです。
 しかし「花粉」はタンパク質なので、植物にとしても貴重で、ハチなどは足にくっつけて持って行ってしまいますけど、アレはやめてほしいみたいです。花にとってみてすれば。
 「マナーにしたがって(?)、蜜だけ持って行ってほしい。ただし受粉はすませてね」。こんな感じらしいです。

 そういえば、私も中学生向け理科のイラスト作成のお仕事で、受粉については何度か描いております。
 話がそれるんですが、部屋の本棚に詰まっている本や書類やその他のモロモロを電子化しようと作業しています。
 かなり大詰めで9割近くが終わったと思いますが、まだまだあります。
 なんとかこのスキャン作業を済ませてしまって、来週からは違う作業に移りたいものです。

 そんな中で、昔に描いたイラストを見返すコトがあるんですが、まさにきのう。植物の受粉だったり、被子植物とか裸子植物の代表的な仕組みなんかのイラストを目撃したところでした。

 ショクダイオオコンニャクにお話を戻そうかと思うんですが、名前が長いので以下の文章では“ショコニャ”と略します。
 今日のラジオの先生のお話を聞いて、「言われてみればそうだ」って思ったんですけど、「蜜を持たない花もある」んですね。

 ありますよ。蜜がないやつ。ショコニャもその類で、まぁおそらくショコニャにしてみれば、“ニオイ”が蜜の代わりなんでしょうね。

 案外、その強烈だと言われるニオイもショコニャが非常にがんばって合成した結果の物質なのかもしれません。
 であるとすれば、お花が咲かないうちからニオイが漏れてくるっていうコトもないのかな、なんてことを思ってひとりで納得したのでした。
 「まだ嗅がせるワケにはまいりません」。みたいなね。もしかしたらですけど。

 ショコニャは東京都内ですと、文京区の植物公園にも植わっているそうです。
 きのうのラジオにご出演の先生がお勤めされているという公園。
 前に当ブログにおいてもちょっと書きましたが、ココが良いんですよね。植物だけじゃなくて景色なんかも。
 下の画像は、その地で撮影した古い建物。
 私の感覚でいうと「まさに研究所!」っていう感じがスゴくします。
 写真のデータを見たらもう15年も前に、1度だけ行った際に撮ったものでした。

 以前に気になって調べたら、やっぱりスゴく有名な方のデザインによる建物なんだそうです。

 せっかくですので、その際に撮影した他のお写真も掲載しておこうかと思います。

 最後にもう1点、本日のラジオで知った知識ですけど、ショコニャは「キノコに擬態して生きてきた植物」とも言えるのだそうです。なるほどね。

 それともう1ヶ。食虫植物は排泄物を出すのか?という子どもらしい質問がありました。
 子どもは食虫植物が好きですね。
 私が思うにキャツらはカラダが小さいので「もしも自分がウツボカズラの花の深いトコロに落っこちちゃったらどうしよう!」って思うんじゃないでしょうか。
 虫に共感してるっていうか。
 そんな風に思うと興味深いです。