ラジオでイギリスのロックバンドであるピルの「ライズ」という曲を聴きました。
ラジオ番組「すっぴん!」で聴きました。
“アンガー・イズ・アン・エナ、ジ、ェイ”という一節で知られる曲。名曲ですね。
アルバム「アルバム」から。
私にとってのスティーヴ・ヴァイはこのアルバムですよ。客演ながら彼の特徴もよく活かせていると思います。
本日のゲストはエッセイストのブレイディみかこさん。
お声を聞くのは初めてですが、とても嬉しい。
ブレイディさんは私と同年代。パンクロックやその周辺が好きで実際にイギリスで暮らしている方で。
今のイギリスの社会とかを、現地で生活する人として伝えてくれているという感じなんですが、まぁ私としては、かのイギリスの地の同年代だったりする全てのパンク野郎どもが今どうしてんだっていうのを伝えてくれる存在。
とても私の好きな文章を書く方。
気に入らない点はモリッシー好きだという点くらいです。
しかしモリッシーさんが好きな人っていうのも多いですからねぇ。仕方ないのかという。
私も同年代ですからもちろんスミスの「ナントカ・イズ・マーダー」は買って聞いたんですけどギターには相当に驚きましたが歌が気に入らないってんで捨てちゃいました。
私の場合、モーターヘッド。GBH。チャーリー・ハーパーって感じの歌手が好きなんで仕方ないですよ。真逆。
私の趣味はいいとして番組ではブレイディさんの近作からのお話が続きましたが、こっちも興味深いものでした。
金子文子さんなどの話を聞きました。
大逆事件ですね。幸徳秋水とかで知られる。
幸徳秋水さんの方とは時代的にも離れてるんで話はそれちゃうんですが、市ヶ谷刑務所。
私が若い頃に働いていたあたりからも遠くないというか拔け弁天とか富久町のあたりだと知って驚きました。
刑死した人の中にはお墓があるのが十二社の通りっていうか私の思い出としては「今殴られてきた」って感じにキレイに目の周りがワッカに黒くなってるアラブ系の男の人に道を訊かれて握手した地点のソバって言うねぇ。
平民社があったのもいわゆる今でいう南新宿のあたりだったと知って、「オレがウロウロしてたあたりで昔そんなコトが…」とガクゼンとしました。
そんな次第で私としては地理的な身近さから大逆事件のアレやコレをつまみ食い的に読んだりしていて、そこから派生するカタチで金子文子さんについてもちょっと調べたところでした。映画ができたんですよね。
非常に激しく生きた人で「オレはこう生きたいんだ!」っていう主張を感じます。
番組内でも何回か触れられてましたけど、100年ほども前にいたパンキッシュな女性たちの一代記です。
「女たちのテロル」。
文庫にならないかなぁって思いますけど。