ドリルくん(サル)〔4〕

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 今朝は「側溝そうじ」の日でした。
 デッキブラシでゴシゴシこすってキレイに。

 もう先月の「放水訓練」から1ヶ月がたつんですね。
 早いものです。

 作業を終えて、ラジオ番組「現代の音楽」を途中から。NHKのFM放送です。もちろん録音してありますので後で最初から聴き直すつもりでおりますが。

 ストリングスの丸みのある、密度の高い演奏が耳に飛び込んできました。
 とても気が休まる思い。

 その後もどんどん風景が変わっていきました。
 いやー。良い曲。良い演奏。しあわせ。
 作曲者は薮田翔一さん。
 もしかしたら優しいご性格をされているのかもと感じました。

 薮田さんは去年だったか一昨年だったかに、やはりNHKのラジオで現代音楽に関する講義を数カ月にわたってされていて、私もそれを聞いてずいぶん多くの事を教えていただきました。
 当ブログにおいてもちょっと前に書いた通りなんですが、「100人の作曲者がいたら。皆それぞれ違う音楽を持っている」みたいな事を呼びかけていたのが印象に残りました。

 実はそれとはまた別になりますが薮田さんは西村朗さんに学んでいるんですね。音楽の大学院で。
 西村朗さんといえば、番組「現代の音楽」の進行役として、ある時は紹介者、ある時は解説者としていろんな事を語っているわけなんですが、時折、音楽に対する非常に熱いものを吐露される時もあり、西村さん旺盛だなって思うとともに、やはり音楽を作る人というのは非常にたくさんの感動や感激を音楽から得ているんだなと思わされます。

 薮田さんの講義に戻します。
 西村さんが作曲において追求されている事の紹介がありました。

 そこで初めて「ヘテロフォニー」であるとか「ポリフォニー」という考え方を知りました。

 それ以来、西村さんの曲を聴く際には複数の層構造とか、音符に表せないような事でも何か基調に対する逸脱であったり、対比があったりしているんではないかと気をつけて接するようにしています。調性音楽からの飛躍であったり、逆に調性音楽を新しく輝かせる事のできる着想なのかと思います。

 薮田さんの言葉から西村さんのそうした面について教わりました。感謝しています。視野が広がったのではないかと思います。

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 おなじくNHKのラジオ番組。AM放送。「子ども電話科学相談室」を聴きました。

 虫の気門であったり、背中の固い羽などに細かい毛が密生している事の意味を知りました。
 あれで水をはじくのだそうです。
 なるほどねぇ。
 呼吸する部分がふさがると大変ですものね。

 それ以外にも便利な事があるのかもしれませんけど、とても納得しました。

 今日も子どもたちが子どもたちなりに一所懸命に頭の中で考えている様子が伝わってきて嬉しい思いでした。