気がついたら月末が近いのですね。お仕事上の手紙のやり取りが発生する時期です。
そんなワケでして、お手紙に添えるイラストを描きました。
明日もこんな感じのイラストを掲載する予定です。
おやすみ中のマンガ「犬パトカー」ですが、ようやくどうやら最後までのスジがまとまりました。
一部分まだ固まりきっていないトコロがあるんですが、ちょっと先のおハナシ。その時になったらまた検討しようと思います。
本日のイラストは「深海の海底のようす」です。
熱水噴出孔のまわりにひろがる不思議な生きものたちのコロニーです。
近年の話題ですとスケーリーフットという特殊な巻き貝なんかが知られているのかなって思います。
大変な高熱のソバで生きる破天荒な生きものです。
栄養のとり方も特殊で、ヒトだったり、その他のたいていの生きものにとって猛毒の物質を糧にしているようです。硫化水素とかですね。死んじゃいますよ。普通の動物だと。
「なぜそんな猛毒を!」って思います。猛毒って言ってもキワいインディーズレーベルとは違う、本来の意味での“猛毒”なんですが。
がしかし、彼らは地球に発生した生命の初期段階の形態を今に伝える存在ともいえます。
大昔は今と大気や海水の組成が相当に違った関係で、今の私たちは生きていけないキビしい環境だったんですね。
こうした重金属とか硫化水素をモノともしない古いタイプの生きものの世界をマンガにしたいと思っているんですが、なかなかウマいひらめきがありませんよ。
できたら以前に描いていたモヤシ星人が宇宙に送った子孫(というか、モヤシの種)と連携するような世界を作りたいと思ってるんですが、難しいですね…。
話は変わりますけど、本日ちょっとモヤシ星人のあたりを読み返したんですけど、ヤバいですね。
たとえば友達に「しゃべるモヤシが宇宙人と戦うマンガ。人魚とかも出てくる」っていわれたら、どう思うでしょう。「その作者はどうかしてる」って思いますよね。
私自身なぜあんな感じになったのかわからない。
だいたいマンガの途中から出てくる新キャラとか、その日の午前中に思いついたっていうのがほとんどですからね。
日々の生活に追われて、苦し紛れにひねり出した。そんな環境がそうさせたんだとしか思えません。おそろしいコトです。
ヒトマネじゃないっていう点だけが“救い”かも知れませんけど、でももうちょっとマトモな感じでもバチは当たらないんじゃないか。って思います。
でも仮にちゃんと考えたとしても、世にある普通のマンガっぽいのは私にはムリ。おそらく。っていう思いもスゴくあるんですよね。インガなものですね。