お仕事のお話なんですが、このトコロ続けていた「ラフ・スケッチ」の作成がひと段落つきました。
今日のお昼過ぎにラフをひとまとめにしてお送りしました。
2週間くらいかかりましたか。100点前後のラフを作った計算です。描きまくりましたよ。
これから「仕上げ」の作業にとりかかります。ラフに対する修正原稿も入ってきました。
まだ原稿を整理している段階なのですが、明日からは実際的な作業に入れると思います。
いやしかし今週も忙しかったです。アッという間でした。
さすがに少し休みたい気もするのですが、仕上げ作業を進めながら休むという離れワザを実行したいと思います。
仕上げはあまり頭脳への負担は大きくありませんので楽な気持ちで腕だけは動かすって感じでしょうか。
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本日はラジオで音楽家の大友良英さんのお話と、大友さんセレクトによる音楽を聞きました。
うれしかったのは高柳昌行さんのエレキギターと阿部薫さんのサックスがガッチリ組んで両者の間のギラギラした神経のこすりあいなすり合いがほの見える「解体的交感」がかかったコトでしょうか。
ほんの数10秒でしたが、両者フルパワーのトコロをわざわざ選んでの放送でした。
本気で大友さんが一番お好きなくだりなのだろうとは思うのですが、私は「今日初めて聞く人もいるのだからもう少し食いつきの良さそうな部分を選ばれても良いのではないか」と思いました。
しかし迷わずソコに針を乗せられるというのはレコードのミゾのパターンを見て「ココじゃ」ってのがわかるくらいやっぱり聞き込まれているのだなと伝わってきて有意義でした。
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大友さんが最近お書きになったという本が面白そうです。
番組後半でその辺りについてお話になっておりました。
なんでもご自身がハタチ前後になるまでの音楽的な体験を書きつづったものであるとか。
番組で述懐されていたコトもありましたが、地元の友達のお宅の土間にドラムセットなどを置いてプログレッシヴ・ロックを演奏したなどのお話が楽しかった覚えがあります。
私もこれはぜひ購入して読んでみようと思います。
先の楽しみが増えました。
実読したのちには、その感想なども当ブログにおいて書きたいです。
そうそう。番組の中でのハナ肇さんが高柳昌行さんに向けて「お前はシリアスに行け。俺はこっち行くわ」みたいに言われたというエピソードはすごいおハナシだと思いました。山本直純さんと岩城宏之さんのエピソードをホーフツとさせます。
若き日の才能ある音楽家の胸に燃えていた情熱が伝わってくるようです。
戦後において“解き放たれた!”って感のある若い創造者たちの才能の奔流と申しますか、その作られたモノたちの線の太さっていうかヒトのココロをグイグイつかんで離さない普遍性っていうんですかね。このへんは興味があります。