カブトムシにのって

flying

 きのうはお休みをいただいた私の絶賛連載中のマンガなんですが、今日から新展開というか舞台をもどした感じです。

 マーク・ボランさんが「ライド・ア・ホワイト・スワン」なら、こっちは「ライド・ア・ブラック・カブトムシ」だって感じですかね。
 別にボラン氏に対抗してもしかたないんですけど。

 お昼のラジオ番組「ひるのいこい」において、キング・クリムゾンの「太陽と戦慄・パート2」がかかってビビりました。
 バニーズの「太陽野郎」もかかりました。夏だエレキだって感じですよ。
 今週のテーマは“太陽”なのかなって思いました。

 ブルー・コメッツの「太陽の娘(リンダ・リンダ・リンダ)」がかかるかな、と期待して今週を過ごすことにしようかと思います。いやー。この冒頭のファズ・ギターとピーヒャラ系のコンボ・オルガンですよね。これだよ! 若者が求めていたモノは! なんて感じですけど。

 英語の曲のタイトルに「サン」がついたものとなると多いですね…。ちょっと手持ちの音源を見渡してみたんですけど。

 最初にボラン氏の作品を取り上げましたので「マンボ・サン」って予想にしておこうかと思ったんですけど、何気なく聞き返してみたスティービー・ワンダーさんの「ブレイム・イット・オン・ザ・サン」がおそろしく良かったので私の予想はコレにします。
 あまりの名唱におどろき三歩あゆまずって感じですよ。どんな感じでしょう。ムネにしみいるワンダー節。良いですね。実に良い。名盤中の名盤「トーキング・ブック」ですよ。

 キング・クリムゾンに戻そうかと思うんですけど、「太陽と戦慄」。実は持ってるんですよ。私も。あんまり聞いてないんですけどね。どっちかっていうと「レッド」を買うべきだったんじゃないかと反省もしてます。「宮殿」の方は愛聴盤です。

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 それと本日の話題とは関係ないんですけどペレス・プラードのベスト盤。
 わりと近年の再録音ベストでしたので、ちょっと求めていたのとは違ったかな、って感じもありました。もう少し調べて買うべきでしたね。これは新宿西口のヨドバシカメラの民族音楽等を扱っていたフロアで買いました。たしか一緒にケイジャン・ミュージック的なアルバムも買ったと思うのですけど。そっちの内容は良かったです。

perez_prado

 NHKラジオ第2で連続して聞いておりました「アメリカン・ミュージックの系譜」において「ロックン・ロール成立に与えたラテン・ミュージックの影響というのは近年定説になりつつある」みたいなご紹介があったのですけど、むちゃくちゃナットクしましたよ。
 私はそうした説を今まで知らずにいましたが、「いわれてみればそうとしか思えない!」と感じました。オマタマサコさん的に言えば「またひとつオリコウになった!」って感じの非常に有意義な知見でありました。

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 さらにおハナシは飛ぶんですけどニューエスト・モデルという日本のバンドの「雑種天国」という曲を久しぶりに聞きました。
 詩の一行におさめられた言葉がわりと少ない歌ですので、耳で聞いている分にも内容が入って来やすいと思うのですが、本日改めて詩を確認してみたら非常に味わい深いというか色んな風景が錯綜する豊かな詩でした。

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 この「クロスブリード・パーク」というアルバムの中で私が一番好きな曲は「車といふ名の密室」です。最初に聞いたときから私にとっては最高のパンク・ロック・ソングです。
 私はとても好きなんですけど、どうやらニューエスト・モデルを語る際によく出る曲っていうのとはちょっと違うみたいなんですよね。あまり詳しいワケではないのでわかりませんけど。
 まぁ私個人はずっと好きな曲なので別にそれだけで充分なのかなと思います。
 しかしやっぱり私のコトですから、単にファズギターにやられてるだけなのかも知れません。その可能性は大いにあります。