ズンズン・クマ

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 本日も、すべてラジオ日記です。
 NHKラジオ第1「すっぴん!」にてダイアモンド✡ユカイ氏の生演奏による弾き語りを聴きました。やはり生歌はいいですね。「ジョン」という曲でした。大きいフレーズが印象的な太い曲だったと思います。

 最後の曲は「ダイヤモンドよ永遠に」。作曲家ジョン・バリー氏の曲ですね。この方が作る曲はかなり特徴的な部分があって一聴してソレとわかるものがあるなって気がします。

 8時台後半の作曲家の人生を語るコーナーはブラームス氏。かなり真面目というか堅実な方だったようです。時代的には、もうかなり最近の方ですが、作風としてはベートーベンであったりバッハさんとかに傾倒した(古め?の)ものであったとか。しかしシェーンベルク氏はブラームス氏の曲に触発される部分があり、自作に展開したんだとか。シェーンベルク氏といえば、まぁ12音技法でしょうか。
 このコーナーでリストさんが紹介された際に自分で調べてみて「晩年は調性感が薄いものに取り組んでいた」という記述を目にして感じるものがあったんですが、その理由については「むしろ調性の拡張をめざした結果、調性の薄さにつながった」みたいな解説に触れて非常に納得がいく思いをしました。私は無調だろうが多調だろうが聞いてもよくわからない程度の耳しか持っていませんが、作曲者が何を思って調性の薄さ、あるいは無調に向かったのかを整理すると、全く違って聞こえてくるかもしれない思いました。
 まぁコトホドサヨーに作曲家の人とナリ、その意図などを知ると、音楽の聴き方にも役に立ったりするものだな、と感じる昨今です。

 「歌謡スクランブル – 郷愁の昭和歌謡集」その3も聴きました。

 「アメリカン・ミュージックの系譜」のレクチュア(再放送)も聴きました。
 非常におおざっぱに言ってロックン・ロールの音が止み、職業作家の時代の再訪。いわゆるオールディーズ。フィル・スペクター氏に代表されるスタジオ・ワークの発展。
 フォーク・ミュージックと反体制、ロックと商業主義の軋轢みたいな非常に興味深い論点。
 ガレージ・ロック。サーフ・ロック、ホット・ロッドの流れ。
 はねたリズムから、はねないエイト・ビートに脚光が当たっていくみたいな感じですかね。

 今夜の本放送ではソウル・ミュージック。公民権運動のあたりだというコトです。くるかJB。もしかしたらブラック・パンサーとかへの言及もあるかもよって感じで楽しみですね。まぁ決して明るい話題でもないんですが。