かんどうのさいかい

 NHK・AMラジオで「音楽ドラマ…カレン・カーペンター」の企画を聞きました。
 アメリカのポップデュオとして著名なカーペンターズのボーカリストにしてドラマーのカレンさんの生涯。歌手の平原綾香さんが、カレンさんに成りかわりモノローグ形式で語りを担当。最後には1曲、カーペンターズの歌を歌われて終わりました。
 残念ながら番組の途中から聞いたので、カレンどんの生涯終盤の悲劇的な部分を重点的に聞くことになってしまいました。あれで確か拒食症という病気に注目が集まったのではないかと記憶しているんですが。とにかく悲しい。

 平原さんの歌を私はNHKの動物番組くらいでしか知らないんですが、最後に歌われた「クロス・トゥ・ユー」は良かったです。大変な名曲であるわけなんですが、距離の取り方が絶妙。ちゃんと平原さんの歌になっているあたり実力者だなと感じさせられました。膨らませるべきところは膨らませつつも抑制されたピッチの取り方も気持ちよく響いていたと思います。

 まぁそんなワケで今はカーペンターズのベスト盤を聴いています。良いですねぇ…。調べてみたら「グッドバイ・トゥ・ラブ」の例のリード・ギターを弾かれた方もすでに故人なんですね。トニー・ペルーソさんとおっしゃるようなんですが。

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 故人の話題が続いて恐縮なんですが、やっぱりチャック・ベリーですねぇ。
 ついにこの日が来たっていう。まぁ昨日のコトですけどね。

 今日の午前中からお昼あたりはなぜかずっと「リトル・クィーニー」が頭の中で流れ回っておりました。通常の私は割と「ブラウン・アイド・ハンサム・マン」がひょうきんな感じが好きで愛しているんですがどういうワケか。「ブラウン・アイド・ハンサム・マン」はジャッキー&ザ・セドリックスのカバーバージョンも好きです。バンドが発する陽気なキャラにすごく合ってると思います。
 あと他の曲ですとアレですよ。MC5。ローリング・ストーンズ。ソニックスもベリーさんの曲はカバーしてますね。ジョン・レノンどんの「ユー・キャント・キャッチ・ミー」も聞きましょう。最後のシメはジューダス・プリーストの「ジョニー・B・グッド」。あまたある「ジョニー・B」のカバーの中で私が一番だと思うのは稀代のなで肩おじさんことロブさんが歌うソレです。まったく素晴らしいですね。

 まぁそんな感じですよ。ベリーさんにセイ・グッバイ。さよなら。気難しくてチャーミングなおじさん。今頃は天国で搾取された恨み深い人たち相手に殴りかかっている頃かと思いますがどうぞ穏便に。

 私は現在、お部屋の片付けの一環としてコピーして取っておいた楽譜だったり仕事関係の書類だったりを一気にスキャンして部屋の荷物をとにかく小さくしようという活動に入っているんですが、昨晩は偶然にもチャック・ベリー関連の楽譜も処理しました。
 実際問題として老眼ですので楽譜が見えないんですよね。しかしパソコンに取り込めば何ということもございません。ヘンドリックスさんのクロスタウン・トラフィックとかもスキャンしましたよ。まだまだ始めたばかりでお部屋の中は大変な状況なんですが。