本日もNHK・AMラジオにおいてジョン・ゾーン氏の音楽の世界を大友良英さんにご紹介していただきました。
1曲目のセロニアス・モンクさんとおっしゃる音楽家の方の曲のカバーが良かったです。
とちゅう、スパイク・ジョーンズみたいでしたが、卓越した技術あってのヒョーゲンのハバっていうんですかね。
ゾーン氏の音楽って非常にカットアップ的というか瞬時に切り替わっていく音の風景なのかなと大友氏の咀嚼を経た選曲の数々を聞いて思いました。
それはともかく本日のラジオは小説家の高橋源一郎氏による「限りなく透明に近いブルー」の読み解きが興味深かったです。
ジム・マーシャルさんのウッド・ストックにおける「ヴゥードゥー・チャイル」がフル・レングスかかりましたよ。
あとドアーズの「ウェン・ザ・ミュージック・オーバー」。ド名曲でド大好きな曲ですが、この曲に対する高橋氏の読み解きというのもなるほどなって思いました。
私としてはディスチャージの「バット・アフター・ザ・ギグ」な立場ですけど、ともあれ70年代初頭の空気っていう点ではそうなんだろうと。
シメの曲としては私の大嫌いな「ホテル・カリフォルニア」がかかりました。ダイのオトナが公衆の面前で終始メソメソ泣きはらすという名曲なんですが。
しかし好き嫌い別にして重要な曲ってあるんですよね困ったことにコレが。グレン・フライ。ドン・ヘンリー。
わかりやすい社会構造が見えづらいがゆえに時代にガッチリはまった小説なりというものが書きづらくなっている今なのかなという高橋さんのまとめのお言葉でした。