【イラスト】ぼんおどり。ふたりの女の子

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 今日のお昼前にNHKのラジオでグリム・スパンキーという日本のロックバンドのライブ演奏を聞きました。感想としては以前にネットで聞いたことのあるスタジオ収録の方が好きかなと感じました。
 私はロックにケレン味とかギミックを求める体質ですので、グリム・スパンキーの指向するものとは少しズレがあったのかなと思います。
 しかしボーカルとギターは明らかにライブのほうが生き生きとしていました。特にスライドギターが良かったです。

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 昨日の夜から私にしては非常に珍しくローリング・ストーンズというイギリスのロック・バンドの曲を聴いています。
 断続的に行っておりますが手持ち音源のランク付けですね。仕事の進み具合は私の場合、音楽に非常に大きく依存しますので、お気に入りの曲の羅列を作る作業は半分くらい仕事の一部に加えても良いのではないか、なんていう感じもあるのです。

 私はローリングさんの音源というのは3枚組のベスト盤しか持っていません。しかもあんまり好きでは無いということもあって、ほとんど聞いていませんでした。「この有名曲を私は持っていたのか!」という驚きを昨日の夜はたくさん持ちました。「ブラウン・シュガー」とか「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」とかですね。「19ス・ナーバス・ブレイクダウン」なんてマトモに聞いたのは高校生の時以来だと思います。非常に懐かしい思いをしました。
 曲によってはライブアレンジは聞き馴染みがあるものの、スタジオ音源は久しく聞いてなかったね…なんてものもあってけっこうジックリ聞いてしまったりもしました。

 しかし収穫は初めて聴いた曲です。「マザーズ・リトル・ヘルパー」とかなんですけど、昨夜のナンバーワンは「ノー・エクスペクテイションズ」でした。こりゃイイわ。若干、私の好きなアモン・デュールの「ラブ・イズ・ピース」みたいな雰囲気です。多分順序が逆なんですけど。

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 私のパソコン内の音源を「ローリング・ストーン」で検索するとソニックスとかスージー・クアトロなんかが並ぶんですが、本日はその中のひとつ、「フィル・フラワーズ・アンド・ザ・フラワー・ショップ」というバンドの「ライク・ア・ローリング・ストーン」について短く言及して終わろうと思います。

 ちょっとだけ調べてみた感じ、他の活動とか音源が無い、あるいは少ないという感じみたいでバンドとしての実態があったのかなかったのかよくわからないんですけど、曲は非常に良いですね。古い録音。ソウルフルな感じです。
 ベースとドラム、パーカッションは細かく刻む感じでボーカルのおじさんもハイテンション。ブラスはガッツありながらも柔らかく包み込む感じで、私の非常に好む感じです。先日もちょっと熱弁しちゃいましたけど音質がモコモコした感じです。特にブラスのイナたい感じが気に入りました。

 こんなコトを感じたのもつい先日「そういえば昔、日本に『トップス』というバンドがいたけど、音はどんな感じであったのだろう?」と思って聞いてみたんですが、それのブラスの音がもうカタいのなんの。であるが上に「新田一郎!」と書かれた千社札が大きくべったり貼ってある感じの音で閉口しました。イン・ザ・スペース。
 当時の時代が要求した音楽的状況から仕方なかったのかもしれませんけどあれは失敗じゃないですかね。今になって言うのもなんですけど。

 新田’ズ・ブラス・サウンド以外にも大きな驚きがあって、それはスネアの音色でした。こんなダサいゲートリバーブ初めて聴いたよ!って感じであれはむしろ日本の特異な音楽史として残すべきではと感じました。
 私自身「ダサいゲート・リバーブ」は非常に好きなんですが、一発目で「かっこええ!」とツカんだ後はパルスの発信源たるスネアであって欲しいんですけど悪目立ちという。しかしあれはあれでクセになるのかもしれません。そのうち中古盤を買ってるかもって予感もあります。音楽の旅って楽しいですね。