カイカンザシ

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 今日はとても良い天気でした。
 ですが富士山は厚い雲におおわれて見えませんでした。
 しかしまぁ完全に秋ですね。

 町内の防災会の訓練に午前中の数時間、参加してきました。

 リヤカーのマニュアルが、どの程度、初見の方に通じるかを確認してまいりました。
 そもそもこのマニュアルを作るきっかけにもなった、「分かりにくい部分」については良いガイドになったようです。

 欲を言うともう少し、微にイリ細をウガツ的な案内もあり得るのかもしれませんが、マニュアルを目にした人が「読むのが大変そうね…」なんていう印象を持たれてもコマりますし、一応、ヨシとしたいです。
 キモの部分はクリアできたと思います。

 新たな問題は、このマニュアルをドコに設置するかです。リヤカー本体は、色んなモノをのせて酷使しますし、かといって離れたトコロに置いては役に立ちそうにありません。どうしたものでしょうか。
 良い知恵が出てくるのを待ちたいです。

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 ポンプのマニュアルは、今日は出番がありませんでした。
 まぁ、普段の訓練である「エンジンの始動」と「停止」だけなら、本体パネルを読んでいけばマニュアルは不要ですので、当然と言えば当然です。
 しかし、今日の訓練に間に合わせるという目標がないと制作に時間がかかるばかりですし、その辺は前向きに捉えようと思います。

 原段階の進行状況を申し上げますと、もう少し時間がかかりそうな見込みです。ですが火曜いっぱいか、水曜午前中には何とかしたいです。

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 近くの博物館のセミナーというか、講座を受けてまいりました。
 古墳時代にわが地元である富士市に降り積もった火山灰についてです。正確に言いますと、火山灰というよりは礫(れき)に近いモノです。
 呼び方としては“スコリア”って言うそうです。
 小さな軽石が降って来たと考えて頂くと近いかもしれません。

 空から降ってくるモノとしてはヒョウに近いのでしょうか。感覚的に。運悪く大きいのがアタマに直撃なんかしたら死んじゃいそうです。
 そういった大小さまざまなツブが、ごく狭い地域にですが、かなり大量に降り注いだようです。厚い所だと30センチくらいの層になっているそうです。

 当時の人は生きたココチがしなかったんじゃないでしょうか。農業だってカイメツです。

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 上の写真はクリックしますと少し大きくなるんですが、日付が違うのは、当初の予定日に、台風が富士市をも襲った関係で、今日に延期になったのです。
 ちなみにこの台風、市内に多くの雨をもたらしたようですが、私の住んでいる周辺ではそれほどの降雨は見られませんでした。
 同様に、今年の冬に日本各地をにぎわせた大雪なんですが、ついに雪知らずの我が富士市にも積雪が見られたのですが、私の住んでいる周辺では積もりませんでした。屋根が白くなったくらいです。

 コトホドサヨーに、同じ富士市内でも気象というのはマダラ状に違った様相を見せるモノなのだなと学んだ次第ですが、そこで本日のセミナーの主題であるトコロの火山灰です。
 コレも局所的なモノで南北にはかなり長くて火口から海まで伸びるんですが、幅はそんなにありません。東西に3キロくらいあるでしょうか。長い所だと。

 海に近い方だと幅も狭くなって1キロあるかどうかって感じです。
 こういう特徴的な地層のドコがありがたいかって言いますと、年代の判定に動かぬ証拠って感じの威力を発揮するのだそうです。
 考古学的にいう「鍵層(かぎそう)」って扱いになるんでしょうか。
 鹿児島県の火山がものすごい噴火をした際の火山灰の分布などは考古学の世界では有名なんだそうです。

 本日のセミナーは富士山の噴火という事象を絡めながら、静岡東部の古墳のスウセイがどう変わっていったかを知りました。そしてまた、日本全体と見比べた場合に、静岡東部のどの辺がユニークで、逆にどの辺がキレイに連動していったのかを教えて頂きました。

 非常に興味深かったですね。

 月末には、またセミナーがあります。今度は山梨県からエラい先生が来て下さるという運びのようですので、楽しみにしたいと思います。