自転車で富士山1周を敢行して参りました。

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 早朝に出発して、1時間ほど前に帰って来たんですが、もう眠くて眠くてしかたがありません。
 そんなワケでして、失礼して寝させて頂こうかと存じます。

 この日記はおそらく明日、大幅に加筆して生まれ変わる可能性が大でございます。
 興味のある方はお手数ですが、また明日、チェックしてみて下さい。「河口湖の水位が下がったと聞くけど本当だった?」というような素朴な疑問をお持ちの方にとっては、多少の実のあるお話も含まれる予定です。それでは失礼いたします。バラサバラサ。

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 朝の4時半に出発しました。富士宮の市街を抜けたのが6時。

 人穴(ひとあな)小学校を越えたあたりの交差点を北上。県道71号線です。
 さっき調べてみて初めて知ったんですが交差点を折れた所からが、私は県道71号線の起点だと思っていたんですけど、実は、白糸の滝(しらいとのたき)の手前の松の木とかガソリンスタンドとかコンビニとかがあるあたりが起点でした。そこのコンビニで休憩して朝食を食べたのです。

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 山梨県との県境を越えたのが8時です。8時半に農協関係のお店っぽい施設がありましたので再び休憩しました。食べ物は少しずつ食べる感じで今日1日を過ごしました。

 そのまま県道71号線を進みました。山梨県に入っても道の名前としては71号線です。番号が変わらないように合わせてあるんでしょうか。でも混乱しなくて良いなと思いました。

 途中で本栖湖(もとすこ)を展望する駐車場を通りかかりました。ここで初めて71号線が通っている地点が、かなり高い場所にある事に気付かされました。湖面がかなり下に見えます。どおりで苦しい訳です。国道139号線を通るより距離は短くなりますが、その分、少し登る事になるみたいです。

 その後、突き当たりの交差点で国道139号線に合流しました。鳴沢村(なるさわむら)です。

 小学校がありました。運動場からにぎやかな声が聞こえて来ます。見てみると、リレーの練習をしているようです。バトンの受け渡しが難しいみたいで苦労する子供たちを見ました。

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 それにしても道が狭いです。片側1車線で追い越し禁止の道路を大きなトラックがバンバン走っています。かなり危ないので、ずっと歩道を気をつけて走りました。
 ところが、9時半くらいに河口湖町に入ったあたりで急に道幅が広くなって、穏やかな印象に一変しました。
 歩道も広くなったので、そのままのんびり走ります。本日の平均時速は10キロちょっとでした。これは自転車としてはかなり遅いのですが、私にはこれくらいがちょうど良かったようです。

(以下の写真は、すべてクリックすると大きくなります)
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 歩道を走っていたら、自然に河口湖の方角に招かれてしまいました。流れ流されて気が付けば河口湖が目前です。大きいですね。
 寄り道する体力的な余裕は無いと考えていたので、富士五湖鑑賞は避けるつもりでしたが、しかたがありません。階段を下りると湖を周遊する道路に出られそうだったので、自転車を担いで湖に出てみました。

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 とても天気が良くて、風も無いし、穏やかな気分がします。湖も、その向こうに見える山々も、とてもきれいです。
 ふと「河口湖と言えば、水位が下がってしまって、お堂への地面がむき出しになっていると聞いたけど、それってどこだろう?」と思い、左側を見たらそこには、ニュースの映像などで見た、本来であれば湖上に位置すると言うお堂が見えました。あまりにあっけないですが、探す労力が省けて助かりました。

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 その後、国道139号線に戻って適当なコンビニでまたもや休憩。パンなどを食べました。11時ちょっと前です。

 富士吉田市に入ると、国道139号線に別れを告げる交差点がやって来ます。139号線は、北上して大月市と言う所につながります。実はこの139号線って富士市民としてもとても馴染みのある道で、富士市の港の付近を振り出しにグイグイ登って行って、富士宮を更にグイグイ行って富士山を半周する形で山梨県に突入して、最後には上で申し上げた通り大月市に到着するのです。そんなことから地元では通称”大月線”って言います。いつか、この道をたどって大月市まで行ってみたい物です。あんまり私の地元の人で大月市までわざわざ行った事のある方っていないと思います。
 「大月線通って大月市まで行ったですよ」なんて言うと話のタネになりそうな気がします。

 しばらく走ると、山中湖です。あんまりおおっぴらに入ったらダメそうな別荘地を、失礼して走りました。
 ここまで割と平坦な道でしたが、ずっと登りです。目指すは籠坂峠(かごさかとうげ)と言う山梨と静岡の境界に位置する高い場所です。けっこう覚悟していたのですが、別荘地を抜けた場所がすなわち最高点で、あとは下るばかりでした。ここで12時半でした。

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 しかしこの下りがまた大変で、1番の緊張でした。すごい下りでカーブは多いし、すぐ横は斜面で転がり落ちたら死んじゃいます。それと強風が凄くてハンドルが揺れるほどです。
 この強風は結局この先、御殿場の自衛隊の演習場を抜けるくらいまで続いて厳しかったです。下りなのにペダルを懸命に廻してもなかなか進まないと言う苦難の連続でした。

 2時くらいに裾野市の須山(すやま)にあるコンビニで休憩して、最後の難所の十里木(じゅうりぎ)までの上り道に臨みました。

 朝のうちから、はやる気持ちを抑えるようにして極力遅く走って来たのは、すべては最後にあるこの登りのためだったんですが、やっぱりとてもキツくて大変でした。
 そんなこんなで帰宅したのが午後の4時ちょっと過ぎです。ほぼ12時間かかりました。

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 御殿場を抜ける際に、去年に間違ってクサカベ絵の具の工場まで行ってしまった時に発見した裏道を利用しました。そんなに特徴のある道でもないので、うまくたどれるか自信がありませんでしたが、無事に通過出来ました。
 前もって立てておいた計画通りにコトが進むなんて、私には珍しかったです。小さな公園で幼稚園くらいの子たち数十人が遊んでいました。ほぼ同数のお母さんたちもいました。幼稚園の新入生歓迎の遠足だったのかもしれないと思いました。

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 上の写真は、富士市からの富士山です。「富士山こどもの国」と言う施設の脇の林道から撮影しました。