消化イラスト・24点。進行中です。

120725_hevi_chan.jpg
 毎日、暑いです。
 ちょっと頭がボーッとしているので、ジュースを買って来て飲もうと思います。
 (以下は、シンセ関連機材についてのお話です。)


 衝撃的なニュースを知りました。私も愛用するAKAI社のMPCシリーズが生産完了という事です。MPCに良く似た機種が後を引き継ぐ様子。ただしその機種はパソコンに付随する機器ですので、単体で動作する古きMPCの系譜というのは途切れるのですね…。

 正直な所、昨今の打ち込み機器の事情というのは、ほぼパソコン絡みです。そんな中でMPCシリーズというのはある種、異彩を放っていたんですが、合理化の波ですかね。何とも変な表現になりますが。

 思い起こせばもうざっと四半世紀前ですか。私がシンセサイザーおよびその周辺機器を買い始めた頃からMPCはありました。当時はMPC60ですね。大変高価な機械でした。

 私が初めて使ったMPCは、かなりお求めやすい値段にまで下がったMPC2000XL。この機種はヒップホップが好きな人だと、わざわざ選んで未だに使っている方も居られるようですが、私自身の印象はそれほどでもなかったです。割とすぐに手放してしまいました。
 最近のMPCと比べると音が違うという意見もあるようですが、私はAKAI S-900や、ROLANDのS-10(正確にはモジュール版のMKS-100ですが)を通過している関係もあって、それらに比べれば同じ16ビット機。大した違いは無いよって立場です。ちょっと気のきいた人ならサンプリングする際に前処理を加える訳ですから、更に音質の差異というのは小さくなります。であればシーケンス機能が拡張可能であったりするMPC1000が私には魅力的なのです。
 現在使っているMPC1000は非常に気に入っているので、このまま使って行こうと思うんですが、生産完了は寂しいです。この手の機械としては、かなり寿命が長い機種でしたので、そろそろニューモデル?って頭はありましたが、生産完了は予期していませんでした。

────────────────────

 S-900や、MKS-100などのラック型サンプラーを使っていたという事は上でも述べた通りなんですが、実は私はAKAI Z8も持っています。
 Z8はアカイの作った最後のラック型サンプラーであり、業界的に見ても多分、最後期の製品だと思います。私としてはラック型サンプラーの最期を看取ったつもりもあったんですが、MPCの最期も受け持つハメになるとは。いやはや感慨無量。大事に使わないといけません。
 そう簡単に壊れるような物でもないですが。

akai_zeppachi_2.jpg

 そんな訳でZ8の画像ですが、非常に分かりづらいですね。ラックの最下部に押し込められています。