やっぱりお勉強というのはしておくべきです。漠然と感じていた疑問が氷解中です。
■■■■■■■■以下、『今日の音楽』です。■■■■■■■■
(一般的にはあまり知られていないパンクバンドについての記述です)
本日は、ハードコアパンクバンドの老舗、GBHの『Perfume And Piss』を聴いています。ちょっと前に買ったんですが、そのままにしてありました。私にとっては非常に大きい存在のこのバンドですが、やはりパンクロックという音楽性にも関わりますけど、メンバーがオジさんになるとハッチャけたアルバムは出来にくくなっていきます。
簡便に申しますと、イマイチなアルバムの公算が高いので、それを直視するのがツラい。せっかくの新作を聴くタイミングも遠のくという訳です。そうでなくてもGBHというバンドは当たり外れが大きい。ハードコアパンク界隈では演奏力および録音経験もある方なので音はそれなりに出るんですが、音だけグレートで曲はイマイチなアルバムほど空疎な物はありません。
いやしかしそれではイカん。という訳で意を決して聴きました。
案外良いです。少なくとも空疎な感じは薄い。しっかり実があります。繰り返し聞ける内容でホッとしました。アルバム後半に盛り上がる曲があったら、もっと良かったです。
なんか演奏が上手くなっちゃってるかも知れません。もはや普通のロックバンドと言っても良いかもしれない。特にギターにおいてロック常套フレーズがサラサラ出てきます。しかし流石にメンバーも50代近く。楽しんで演奏出来る曲がこれなんでしょうね。私としては、分からなくもないですが、受け入れがたい感じ? ちょっとGBHは人生の相棒と言っても良い位に聴いて聴いて聴きまくったバンドなんで筋道立てて語るのが難しいです。
ベースが普通にボトムを支えるだけの役割に終始しているのが不満ですが、中期のように裏メロをバンバン入れて重層的にするという曲想でもないので仕方無いですね。ああいうベースが大好きなんですけどね。
ドラムとボーカルはグレートです。レコーディングに相応しい最高の仕上がりでした。
バンドの体調が良いのは分かりました。と言ってもこの作品の録音自体、もう前の事になってしまった現在ですが。GBHのライブも長らく見てないですね。多分、90年代に川崎チッタで見たのが最後です。
GBHの初期のアルバムの曲ならほとんどのギターリフは弾けるというくらいに好きなので、機会を改めて語りたいです。