伝票の製作をしております。只今、切り絵の作成中。せっかくなので5点を同時に作っています。
これが終わり次第、内臓の絵の訂正を始めようと思います。
─────────今日の音楽───────────
ガレージ・パンクと呼ばれるような音楽を聴いています。その名の通り、素人というかごく一般の若い子たちが自宅の”車庫”で楽器を鳴らしているかのような、荒々しい音楽です。非常にシンプルなロックンロールである事がもっぱらであります。代表的なバンドとして挙げられるのは、下積み時代のビートルズ。ドイツで、船員たちを相手に地下のクラブで夜通し演奏していた時期です。強烈なビートに需要がある場所でかき鳴らされる音楽です。
という訳で、本日の私が聴いた音楽は、ニュージーランドのバンド、The D4の『6Twenty』です。”D4″ってシンプルなバンド名ですね。雑誌に載っていたインタビューによると、通知表が、かの地では4段階で、”D”が一番の低評価なのだそうです。要するに「Dばかりもらっている4人組」という訳ですか。もちろんMC5とかの数字を用いた先人バンドに対する憧憬というのもあるのでしょうけど。
本当のガレージミュージックというのは、60年代とかの物でして、そう言った本物たちは、録音状態も荒々しい物が多く、味のある音場である訳ですが、このバンドは2000年代のバンドでありますので、かなりの高音質です。かと言ってクリア過ぎると言った訳でもなく、なかなか上手くまとめられています。
全体を通してなかなかの佳盤でありますが、まぁ白眉は既存バンドのカバー2曲ですかね。ジョニー・サンダースの”Pirate Love”。名曲ですね。そして日本が世界に誇る最高ロケンロー・バンド、ギター・ウルフの”Invader Ace”。始まった瞬間に総毛立つ感じですか。海外のバンドが日本語を真似して歌っているというのが、ちょっと面白いです。
今後に期待の持てるバンドであったのですが、活動中止だそうで、アルバムとしては、この1枚で終わってしまったようですね。残念です。