昨日、予告した通り、現在頭を悩ませているマンガの登場人物の紹介をしようと思います。
ペロールというクマの子です。こちらも男の子。
この子が主役です。明日、紹介予定の”ポツ”も主役です。つまり2人セットで主人公なのです。
明るくほがらかな性格です。
小さいけどガンバリ屋さん。
ペロールのモデルは、私が20代前半にある方から頂いた、ぬいぐるみです。
デザインとしては、だいたい、そのぬいぐるみを絵にしただけのキャラクターになります。
ペロールの首元に付いている”ワイシャツのエリ風”の飾りも、ぬいぐるみに元々、付いていた物です。
プレゼントしてくれた方が赤ちゃんの時に使っていたよだれかけを改造した物であるとか。
よそ行きのよだれかけだったようで、刺繍がしてあります。
アヒルが足を開いて立っている図案です。
実はこのアヒルの図案には、ひとつ、いわくがあります。
故手塚治虫先生が著した『マンガの描き方』という本をご存知でしょうか。かなり古い本ですが、まだ手に入るようで、私もつい今しがた確認してビックリしたんですが、この中の一節に、このアヒルが出てくるのです。
もう25年以上前の記憶を元に書きますので、かなり不正確かも知れません。
手塚先生の奥さんが、自分の子供の為によだれかけに刺繍をしました。しかしそのアヒルを見て手塚先生は笑ってしまいます。足を踏ん張っているアヒルで、手塚先生は、それがアヒルのポーズとしては不似合いだと感じたようです。
刺繍の図案は、手芸雑誌を参考にされたもの。そして、手塚先生の言わんとする事は、「何もお手本通りにするだけが正しいとは限らない」。そんな事だったと思います。
手塚先生のお子さんも、ぬいぐるみを送ってくれた方と同年代ですので、おそらくアヒル図案のネタ元は同一だと思います。
そんな訳で、今も、クマのぬいぐるみの首元の飾りの刺繍を見ると、手塚先生の事も連想してしまうのでした。
私は、特別に手塚マンガに詳しいという訳ではありませんが、ファンです。
手塚先生逝去の際は東京で暮らしていましたので、告別式に行きました。
人がたくさん居たのを覚えています。告別式が通常、どういった物であるか、私は不勉強にして良く知らないのですが、記帳した後にお花を渡されまして、それを壇に手向けました。
てっきり一般の人間は遠巻きにして進行なりを眺めるだけだと思い込んでいたので、戸惑いました。
当時の同僚だった先輩も行ったのだと、明けて月曜日に会社で知りましたが、時間がずれていたようで、現地では会えませんでした。
確か私は告別式参加の後に、楽器店に行き、ローランドの16チャンネルのミキサーを買ったのだと思います。その後、このミキサーは大活躍をしたのですが、それは全く別の話。
なんだか、すっかりとりとめの無い昔話になってしまいました。