昭和ロボットと握手をする。

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県庁所在地の静岡市に行ってきました。
こども科学館で良い展示があるのです。
ロボット関係の企画なのです。


自転車で行きましたが、風もほとんど無く、楽に静岡に到着しました。
静岡の「こども科学館」を初めて訪ねました。
中に入ると子供がいっぱい。パワー全開で遊んでいます。
平日の木曜。私としては、子供の居ない時間を選んだつもりでしたが、読みが外れました。
しかし心配も束の間、「ロボット」の企画展のフロアはあまり子供も居なくて静かでした。
もう会期も後半なので、ここに通う子たちは、見終わった後なのでしょう。
昭和のロボットと対面です。
名前は「カンちゃん」。
人の気配を察知すると、音声データが発せられ、握手を求めるという機構が備えられています。
古いロボットがキチンと動いているのを確認出来て感動しました。
それにしても、良いデザイン。
スキだらけですが、暖かい。
手塚治虫の手による意匠だそうです。
1957年完成というから私よりも年期が入っている。
昔、静岡の児童館に展示されていた古いロボットですが、修理・調整を施されて蘇ったとの事。
会えて良かったという感想です。
今回の来訪のもう一つの目的は、歯車を使った様々な仕掛けを分かりやすく解説した、実物模型の展示です。
暖かみのある木製で、非常に丁寧に作られていて感嘆しました。
・歯車…その基本について
・カム
・自在継ぎ手
・トランメルギア
・ディファレンシャルギア
・オイルポンピングリグ
・回りスライダクランク機構(星形エンジンの基礎)
・蒸気機関
・モルガン式水かき機構(外輪船)
その他、応用として
・メリーゴーランド
・コーヒーカップ
等々の仕組みの模型が展示してありました。
実際に動かせたりはしませんでしたが、非常に参考になりました。
実はこの為に筆記用具を持参。メモを取ってきました。
実際に運用されている機械よりも、簡素な模型の方が理解はしやすいですね。
まぁ正に、簡単な理解の為に作られた制作物である訳ですが。
他には現代の産業ロボットの一群や、実用化された民生ロボット君たち。
大学の研究室で生まれた、発展が期待されるロボットたち。
世界記録保持者のアスリートなロボットたち。
等々が、思い思いのポーズで飾られていました。
みな、制作者の理想を反映した輝かしいロボットばかりで、見る私にも温かい気持ちが伝わってくるようでした。
まだ陽は高いですが、早々に帰途につきます。
まずはコンビニで菓子パンを買います。
レモンジュースも買いました。
今日は晴れですが、気温が低く、若干熱っぽいので栄養補給です。
夕方の6時に帰宅。
往復90キロ超の道のりです。
入浴を済ませて9時過ぎに就寝。