たのんでいる幼虫くん

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 この数日、パソコンに入っている音楽を「ABC順に聴いていく」という運動を進めています。

 通常、アルバムだったり、歌っている人ごとに聞いているので、ずいぶんと聞こえ方も違います。
 久しぶりに聞いたものですと、Oneness Of Jujuというバンドの「African Rhythms」という曲が良かったです。他にはヤン富田「Airport By The Lab.」とかですね。カッチョ良いです。

 今朝は「Alabama Song」を聞きました。私はこの曲が大好きです。
 私の場合ですとやっぱりドアーズ。そしてデヴィッド・ボウイですね。まぁどちらも相当に好きなんですが、これらはどちらもカバーなんですね。「Alabama Song」はかなり古い曲なのです。

 そしてふと思い出しました。私がまだ会社員だった頃に1度だけ職場のラジオで聞いたことがある「Alabama Song」。それは誰が歌っていたのかをつきとめました。
 ウィキペディアとユーチューブを駆使したワケです。

 かなりかすれ声でちょっと調子外れだが、相当に味のある良いバージョンであったという記憶でした。
 トム・ウェイツとかじゃないかと思ったんですが、結果的にはどうやら Dave Van Ronkというオジさんが歌っていたようです。ほぼ間違いないと思います。

 Dave Van Ronk氏は外見的には割に野生的な感じの方で、歌声の方も実際にそんな感じでガラガラした声でかみつくような感じなんですけど、ギターは割合にお上手というか繊細な感性で曲の伝え方を考え、構成を組み立てて弾く人という印象です。

 アメリカのフォーク界では知られた方だそうで、ボブ・ディラン氏の師匠スジだとか何とかって書いてありますね。いずれにしろ私は初めて知りました。

 やはり聞けば聞くほど良いです。
 Dave Van Ronk氏の歌う「Alabama Song」が入っているアルバムがあれば欲しくなりました。

 現在、容易に手に入るCDには「Alabama Song」を収録するものはないのかなって感じですが、故人となられた現在でも人気があるようで新しく編まれたCDが現在進行形で発売されるという状況のようですから、しばらく待っていれば私が手に入れられる日もやってくるのではないかと思います。

 30年の時間がかかりましたが、ずっと印象に残っていた歌を聞き返すことができて良い1日でした。
 当時の J-Wave(という名前の FM放送局)は良い音楽を流していました。

 写真で Dave Van Ronk 氏を見ると、ギブソンのアコギ J-200 か何かを弾かれていてカッコイイです。
 J-200がさほど大きく見えないということは大柄な方だったんでしょうか。