リスくん_またね

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 きのう頂いた原稿のラフを描いて送信したりしました。

 以下はロック・ミュージックについてのおハナシです。

 イギー・ポップのライブ盤『ヘロイン・ヘイト・ユー』を聴きました。
 『ソルジャー』というそんなにパッとしないソロ・アルバムを作り終えたあとのツアーの模様を録音したモノだそうです。
 メンツ的には録音時の方たちを引き継いでいます。
 アイヴァン・クラールさんとかですね。このヒトはイギーのバックの演奏でしか私は知りませんが割と好きな人です。なかなか器用に当時のニュー・ウェイビーな雰囲気をギターに乗せて演奏する印象です。
 キーボードも弾かれているようですね。
 アイヴァン氏は一般的にはパティ・スミスのバンドでの活動が有名だと思うんですが、私は残念なコトにパティ・スミスの音楽にココロを動かされたコトがありません。

 このライブ盤を聴いた感想を書いておこうと思います。
 最初の方はあんまり好きではないんですけど後半は良いですね。「TVアイ」の後らへんからはかなり良いんじゃないでしょうか。

 この盤を買った当時はけっこうガッカリしたんであんまりこの盤への印象は良くなかったんですが、聞き返してみて見直しました。
 曲数が多いように思いますが、ビニール盤で出ていたときは2枚組だったんでしょうか。

 ライブではブライアン・ジェイムスが参加しているようですが、ちょっと遠慮気味でしょうか。
 ベースのグレン・マトロックもそうなのかも知れませんがパーマネントなバンドのメンバーとしてでないとチカラが出ないタイプなのかなと思いました。
 レコーディングでは元XTCのバリュー・アンドリュースも参加していますけどコチラもそれほど活かし切れた使い方ではなかったように記憶しています。

 ドラムの人は元タンジェリン・ドリームですね。この時期のイギーのバックでは良く顔を出しています。
 評論家の大鷹さんでしたか、アルバム『ニュー・バリューズ』の紹介文で、静かな曲でもドカドカ叩くので曲には合っていないんじゃないかとシゴクまともなコトをおっしゃっていたと思います。
 私はブロンディーのドラムの人がかなり好きですので、雰囲気を読まずに常に全力を出し切っちゃうタイプのドラマーは基本的に好きです。

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(追記)
 自分では気持ち良くブログに貼り付ける文章を書き終えたつもりでしたが、思い直しました。

 もしも最近イギーを聴きはじめたという方は上の文章は全部、無視して下さい。
 他の多数の方が「良い」と認めるライブ盤を最初は聴いた方が良いです。

 なんでこんな事を書くかと言うと、案外、ワード検索から当ブログに来られる方がいらっしゃるのでビックリしています。
 見ず知らずの方に変な情報を植え付けてはいけません。

 特に私が別で運営しているライブ関連のブログにおいては、後悔している部分もあります。読んでくれる方がロックを聴いて数十年みたいな人なら適切な距離を持って読んで下さると思いますが、何しろ好きなモノを好きに語る文章ですから歯止めがきかなかったり客観的に見れなかったりします。

 クドいようですが、上の文章はあくまでイギーを聴いてウンジュー年みたいなストゥージス狂の言うタワゴトに過ぎません。念のため。