声をふりしぼるようすの幼虫くん

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 アメリカの著名ミュージシャンであらせられるトコロのプリンスさんがお亡くなりになったとのニュースを知ってとてもビックリしました。

 まさかスライ・ストーンやジョージ・クリントンよりも早く亡くなるとは。早すぎです。
 まぁロジャー・トラウトマン氏なんかよりは長生きされたワケですが、あちらは事情が事情だけに比べられません。

 そういえばバーニー・ウォレル氏がご病気でキビしい状態にあると小耳に挟んだんですが息災にされてるんでしょうか。個人的にはP-Funk的に言いますとジュニー・モリソン氏の作風の一つであるコミカルなSF風味がすごく好きではあるのですが。

 コケおどしというかケレン味満載というか、そんな見た目のインパクトに弱い私のグラムな体質なんですけど、幼児の頃にピーターの「夜と昼の間に」で音楽のパワーに気づき、ミック・ロンソンで本格的に開眼した人間ですからロンブー履いてワウを踏む感じの人はだいたい好きです。見た目のカッチョ良さのために安定性を捨てるという音楽家にあるまじきアルマジロですよね。ですよねって言われても困ると思いますが。

 まさにプリンス氏もそんな感じで見た目がスゴい。スゴすぎて時々意味が分からない格好をされる事も多々ある方でしたが、音楽的な個性も群を抜いていて、私が彼を知ったのは80年代前半でしたが、静岡の in-aka(イナカ) に住んでいた私の耳にも容易に届くほどラジオでよく流れていました。もしかしたら流れていた回数はさほどでも無かったのかもしれませんが、一聴して彼のものとわかる作風でしたので印象が他よりも強かったのだと思います。

 私はプリンス氏の音源というのは3枚組のベスト盤しか持っていません。それも彼の人気がひと段落してから買ったのです。
 それまでの80年代から90年代というのは音源など買わずとも至る所で氏の楽曲を耳にするというのは普通でしたから、購入の必要も無かったんですね。
 まぁ偉大な方でした。

 私が80年代にたまたま購入していた限りなくプリンスっぽいキャラクターが出てくるアメリカの漫画の一部分を掲載して今回は終わりです。
 (クリックすると少し大きくなります。)(1986年 HEAVY METAL誌より「Funkenstein’s Monstar」by Rod Kierkegaard, Jr.)

heavy_metal_1986